北京市懐柔區(qū)の雁棲湖國(guó)際會(huì)議センターをメイン會(huì)場(chǎng)に開催されている第12回北京國(guó)際映畫祭で16日、「映畫業(yè)界の頂點(diǎn)となる作品の探求」をテーマにしたフォーラムが行われ、中國(guó)の映畫関係者らは役作りや映畫制作の「頂點(diǎn)」を目指す中で感じたことを語(yǔ)り合いました。

今回の映畫祭の副秘書長(zhǎng)を務(wù)める李小明北京ラジオ?テレビ局副局長(zhǎng)は冒頭のあいさつで、「このフォーラムで、中國(guó)トップレベルの映畫の専門家や蕓術(shù)家が、頂點(diǎn)となる作品の基準(zhǔn)や、歴史を題材にした映畫制作、映畫の大衆(zhòng)性、世界に向けての中國(guó)のイメージの発信などについて話し合うことは、中國(guó)の映畫作品を『高原』から『高峰』へとレベルアップさせ、中國(guó)の『映畫強(qiáng)國(guó)づくり』をサポートする上で積極的な意義がある」と述べました。

アカデミー賞の終身選考委員で、第32回東京國(guó)際映畫祭の審査委員長(zhǎng)を務(wù)めたことのある世界で活躍中の女優(yōu)?章子怡（チャン?ツィイー）は、「頂點(diǎn)となる演技」について、「役者が全身全霊を役作りに捧げている時(shí)に、ある瞬間、『頂點(diǎn)となる演技』に到達(dá)するだろうが、それはなかなか偶然で難しいことである?！喉旤c(diǎn)』などを考えず、地道に役作りに徹することが大事だ」との考えを示しました。

中國(guó)映畫金鶏賞や華表賞などを受賞し、中國(guó)で公開された映畫としては興行収入歴代1位（約57億7500萬(wàn)元＝約1143億円）となった戦爭(zhēng)映畫『1950 鋼の第7中隊(duì)（原題：長(zhǎng)津湖）』のプロデューサーを務(wù)めた黃建新監(jiān)督は、「中國(guó)映畫の作品數(shù)が増えており、これは映畫水準(zhǔn)の向上のために土臺(tái)を作った。これから『頂點(diǎn)』となるレベルを目指すには、良い物語(yǔ)を探り出すこと、一般市民の生活に目を向けること、革新的なアイディアが必要である」と指摘しました。

中國(guó)で公開された映畫の興行収入ランキング6位（約45億2300萬(wàn)元＝約896億円）のサスペンスコメディ映畫『唐人街探偵 東京MISSION（原題：唐人街探案3）』で日本の俳優(yōu)の三浦友和、長(zhǎng)澤まさみ、妻夫木聡らと共演した俳優(yōu)の劉昊然（リウ?ハオラン）は、「『頂點(diǎn)』となる演技は、演じた役になりきった狀態(tài)であり、5年、10年経っても演じた人や見た人の頭の中に殘るような演技だと思う」と述べました。（提供/CRI）