日米韓など17カ國が參加するオーストラリアでの多國籍演習(xí)「ピッチブラック」に向け、ドイツ空軍は主力戦闘機(jī)「ユーロファイター?タイフーン」を中心とする軍用機(jī)群を派遣した。獨(dú)軍がインド太平洋地域に戦闘機(jī)を派遣するのは初めてで、中國に対抗して軍事的関與を強(qiáng)める狙いだ。

ドイツは中國と経済面で深い関係を築いてきたが、近年はインド太平洋地域を重視して2020年にインド太平洋戦略を策定。昨年は海軍フリゲート艦を約20年ぶりに派遣し、海上自衛(wèi)隊(duì)と共同訓(xùn)練も実施した。

ショルツ政権は中國に厳格な外交姿勢を示す一方、日本などインド太平洋地域の「同じ価値観」を持つ國々との連攜を打ち出している。ランブレヒト國防相は7月下旬、「民主主義や自由、安保といった私たちの価値観を支持する人々の側(cè)に立つ」と表明していた。

ロイター通信などによると、多國籍演習(xí)に參加する獨(dú)空軍機(jī)は計(jì)13機(jī)?！弗姗`ロファイター?タイフーン」6機(jī)や給油機(jī)3機(jī)が15日にドイツを出発し、輸送機(jī)4機(jī)はすでに豪州に向かっているという。ユーロファイター?タイフーンは英國とドイツ、イタリア、スペインが共同開発した4?5世代戦闘機(jī)で、空対空および空対地能力を同時(shí)に展開できる能力を持つ。

多國籍演習(xí)には英國、フランス、シンガポールなども加わっては19日から開始。演習(xí)終了後、ユーロファイターは9月28～30日に日本を訪れは航空自衛(wèi)隊(duì)と交流。韓國、シンガポールも立ち寄る。獨(dú)空軍は「インド太平洋地域での北大西洋條約機(jī)構(gòu)（NATO）の加盟國および非加盟國との相互運(yùn)用性を試すのが任務(wù)の目的」と説明している。

獨(dú)空軍のゲルハルツ総監(jiān)は中國との緊張の火種となっている南シナ海や臺灣海峽を通過する可能性があるかという記者団からの質(zhì)問に対して「民間航空の飛行ルートを使用する」とし、「臺灣海峽を通過する予定はない」と述べた。

さらに多國籍演習(xí)への參加は「中國に脅威となるようなメッセージを送ることにはならない」と語り、中國への配慮も示した。（編集/日向）