中國(guó)の民間學(xué)術(shù)団體「中華日本學(xué)會(huì)」が18日に北京大學(xué)で、2022年年次総會(huì)ならびに「國(guó)交正常化50周年：中日関係の回顧と展望」と題した學(xué)術(shù)シンポジウムを開きました。オンラインとオフラインを合わせて學(xué)識(shí)者150人あまりが全國(guó)から參加しました。

開會(huì)式では、元中國(guó)駐日大使で中日友好協(xié)會(huì)常務(wù)副會(huì)長(zhǎng)の程永華氏が、「中日國(guó)交正常化50周年は両國(guó)の関係発展における重要な一里塚であるが、足元の中日関係は複雑で厳しい試練にさらされており、歴史の岐路に差し掛かっている」と指摘したうえで、「両國(guó)はこれからも平和発展という時(shí)代の求めに積極的に応え、意思疎通をはかり、認(rèn)識(shí)の違いを乗り越え、平和、友好、協(xié)力?ウィンウィンの新たな一章を書き続けていく努力をするべきだ」と訴えました。

中華日本學(xué)會(huì)の高洪會(huì)長(zhǎng)は、「中日関係が錯(cuò)綜する中で、両國(guó)関係の現(xiàn)狀についてこれまで以上に踏み込んだ議論を行い、より積極的で健全なビジョンを作り出していく必要がある」と述べました。

開幕式後には、元外交官たちによる記念講演や各地の研究機(jī)関と大學(xué)の學(xué)者代表らによるキーノートスピーチが行われました。その中で、駐日大使や駐米大使を歴任した中國(guó)人民外交學(xué)會(huì)理事會(huì)顧問の崔天凱氏は、「米國(guó)も日本も、対中政策にネガティブな面が増えている。いずれも、両國(guó)の政権政黨グループが講じた、中國(guó)に対抗し、中國(guó)を敵視する姿勢(shì)のあおりを受けたものである。これにより、中米、中日関係の政治的土臺(tái)が損なわれ、國(guó)家間の重要な政治的コミットメントが骨抜きにされ、正常な協(xié)力と民間交流が妨げられている。中米、中日間の駆け引きはまだ持久戦の段階にあり、中國(guó)は戦略的安定性を保ちながら正しい戦略的方向性を堅(jiān)持すべきだ。一方で日本は、自身の戦略的選択が國(guó)運(yùn)や地域の將來図にもたらすネガティブな影響をより深く振り返り、歴史の流れに順応し、國(guó)民の利益に合致する戦略的選択を行うべきだろう」と指摘しました。

中國(guó)社會(huì)科學(xué)院日本研究所の楊伯江所長(zhǎng)は、「中日は共に世界の主要國(guó)であり、中日関係は世界のパワーバランスの影響を受けるが、中日関係が國(guó)際情勢(shì)に與える影響も大きくなりつつある」と話しました。そのうえで、複雑化する両國(guó)関係を取り巻く現(xiàn)狀に対して、研究を一層深めていくべきだとの激勵(lì)の言葉をかけました。

中華日本學(xué)會(huì)は、中國(guó)各地の日本研究者からなる民間學(xué)術(shù)団體として、1990年2月20日に発足しました?，F(xiàn)在、100の団體會(huì)員を含む1000以上の會(huì)員を有しています。會(huì)誌として隔月刊『日本學(xué)誌』を発行しています。（提供/CRI）