中國(guó)で日本製家電が依然として人気を博す中、中國(guó)國(guó)営の中央テレビ（CCTV）は日本と中國(guó)の製品の「プラグの違い」を指摘して注意喚起した。

CCTVは21日の番組で、「プラグには先に穴が開いているものがあるが、消費(fèi)者は通常あまり気にしていない。しかし、これらは一般に（海外から）輸出された製品で、國(guó)內(nèi)で使用すると一定の安全リスクが伴う」と指摘した。

その上で、専門家の「プラグの穴はコンセントと組み合わせて使用される。穴はコンセント內(nèi)部の突起に引っかかることで固定されるようになっている。中國(guó)で使用されているのはまっすぐで穴のないものだ。もしこの穴の開いたプラグを中國(guó)のコンセントに挿し込んだ場(chǎng)合は（固定されずに）緩む可能性がある。觸れた場(chǎng)合は感電する危険がある」との説明を伝えた。

CCTVは「こうした穴の開いたプラグは日本でよく見られるタイプだ。わが國(guó)では基準(zhǔn)により、1996年にすでに淘汰されている」としたほか、「日本の電圧は110V（実際は100V）だがわが國(guó)は220Vだ。110V用に作られた製品を220Vのコンセントに挿し込んだ場(chǎng)合、部品が壊れ、感電する恐れがある」と注意を呼び掛けた。

この報(bào)道に、中國(guó)のネットユーザーからは「初めて知ったよ」「そうだったのか。勉強(qiáng)になった」との聲や、「小日本（日本の蔑稱）は電圧まで小さいんだな（笑）」「小日本ではよく見られるが、わが國(guó)ではすでに淘汰されてるって（笑）」「安全じゃないから淘汰されたってことでしょ」などと日本をやゆする聲が上がった。

一方で、「そうとは限らない。今では多くの製品に『110～220V』と表示されてる。みんな確認(rèn)してみるといいよ」「普通に考えて、穴があって固定される方がより安全だろう」「中國(guó)のコンセントに挿すにしても、（プラグの先に）穴があると緩んで、穴がないと緩まないっていうのはおかしいのでは？」との疑問の聲や、「日本の電圧は110Vじゃないんですけど」と突っ込むコメントも書き込まれている。

このほか、「小さいころ、こういう（穴開き）タイプが多かったよな」「あの穴は南京錠をつけるためのものだとばかり思ってたよ」「子どものころ、母親がこの穴に南京錠をはめて、俺がこっそりテレビを見られないようにしていたな」といった聲も寄せられている。（翻訳?編集/北田）