中國の科學者、100年間「行方不明」の絶滅危懼植物を発見―中國メディア

人民網日本語版    2022年8月24日(水) 19時30分

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中國の科學研究者は生態(tài)環(huán)境の改善が続く青蔵高原東部のコンガ山の南東斜面で、100年間「行方不明」の絶滅危懼植物である「尖歯衛(wèi)矛(Euonymus aquifolium)」を発見した。

中國科學院成都生物研究所がこのほど明らかにしたところによると、科學研究者は第2回青蔵高原(チベット高原)総合科學調査研究で、生態(tài)環(huán)境の改善が続く青蔵高原東部のコンガ山の南東斜面で、100年間「行方不明」の絶滅危懼植物である「尖歯衛(wèi)矛(Euonymus aquifolium)」を発見した。

英國の植物學者ウィルソンは1908年に四川省西部で、尖歯衛(wèi)矛の果実期の標本3點を採集した。その後110年以上にわたりこの種が発見されていなかった。

中國科學院成都生物研究所の胡君(フー?ジュン)補佐研究員が2021年8月、チームを率いて第2回青蔵高原科學調査任務を展開した際に、コンガ山の南東斜面の斷崖に約15株の尖歯衛(wèi)矛と思しき個體群を発見した。胡氏は、「私はラッキーだった。あるニシキギ科を研究する専門家は十數年探し、またある科學研究者はこれを探すため山から転落し負傷したが、いずれも結果がなかった」と述べた。

科學研究の正確性を保証するため、科學研究者は植物分類に影響を及ぼす萼片、花弁、雄蕊の數などの鍵となる情報の詳細な野外観察を行い、その科學的なスケッチを手描きで作成した。野外科學調査が終了した後、さらにこの植物標本および形態(tài)が近い「刺葉溝瓣(Glyptopetalum ilicifolium)」の標本の分子遺伝情報実験?対照を行い、発見した植物が尖歯衛(wèi)矛であることを最終的に確認した。

科學研究者は今回の発見により、初めて尖歯衛(wèi)矛の花の特徴を記述?説明し、複數の屬性情報を補完?修正した。これに関連する研究成果の論文はこのほど、國際的な植物分類學誌「Phytokeys」に掲載された。國際自然保護連合(IUCN)の2022年のレッドリストの分類?基準によると、尖歯衛(wèi)矛は「近絶滅種」に指定されている。

科學研究者は現在、遺伝資源の収蔵?保存および植物園での導入を試みている。(提供/人民網日本語版?編集/YF)




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