中國でも高齢者を狙った詐欺事件が相次いでいる、と中國紙が報(bào)じた?！复胸湁印工洹弗衰煌顿Y話」などさまざま。今後も増える恐れがあり、北京市の裁判所は15件の詐欺事件で計(jì)100人の被告に懲役刑や罰金を言い渡し、その手口を公開して被害に遭わないよう注意を呼び掛けている。

AFP通信が紹介した東方新報(bào)の記事によると、代行販売詐欺は犯行グループが高齢者に電話をかけ、「あなたが持っている?yún)i品を代わりに販売する」と勧誘。北京市內(nèi)のオフィスビルに事務(wù)所を借りて、高齢者を招待してその仕事ぶりを見せる。

「鑑定人」や「競売擔(dān)當(dāng)」役の社員も用意し、相手を信用させる。最初は會(huì)員費(fèi)や代行費(fèi)用の名目で現(xiàn)金を求め、その後に「會(huì)社に投資をすれば配當(dāng)もある」と大口の出資を持ち掛け、最終的に多額の現(xiàn)金をだまし取る。

被害者は約160人に及び、このうち約140人が60歳以上。被害総額は約2400萬元（約4億8000萬円）に上る。自宅を抵當(dāng)に入れて借金をして出資し、だまされた末に自宅を失った人もいるという。

ニセ投資話は「広場舞詐欺」とも呼ばれる。中國各地の公園や広場では、夜な夜な高齢者が大音量の音楽を流し、集団でダンスをする「広場舞」が行われている。

詐欺グループはスマートフォンに「広場舞アプリ」を制作。ダンスレッスンや広場舞が行われる場所の情報(bào)などを提供しながら、「元本保証。年利8～14％の理財(cái)商品」というウソの投資話をアプリに表示した。北京市海淀區(qū)で約60人の高齢者から金を集め、その後連絡(luò)を絶った。このグループは2015年から同様の手口を繰り返し、約1200人から総額8億8000萬元（約177億円）をだまし取ったとみられる。

このほか、貸しスペースで無料の醫(yī)療相談會(huì)を開き、ニセ醫(yī)師が健康食品を売り付ける詐欺もあれば、「今の貯金では老後の生活に足りない。自宅を抵當(dāng)に入れて投資をすると資産が増える」と勧誘し、資金を持ち逃げする詐欺もある。

北京市の裁判所言い渡した15件の事件の判決は1人が無期懲役、7人が懲役10年以上、56人が懲役3～10年で、その他は3年以下の懲役か罰金だった。中國メディアは「高齢者の不安をあおり、デジタルディバイド（情報(bào)格差）を悪用した詐欺は今後も増え続けるとみられる。詐欺グループの摘発と高齢者への啓発を強(qiáng)化する必要がある」と指摘している。（編集/日向）