上海市に拠點(diǎn)を置く澎湃新聞は24日付で、日本の岡山県內(nèi)で生産されるブランド?シャインマスカットの「晴王（はれおう）」の偽物のシャインマスカットが同市內(nèi)で販売されていると報(bào)じた。

シャインマスカットは、日本で開発された品種だ。歐米のさまざまな品種をかけ合わせることを繰り返し、病害に強(qiáng)く、食感も口味は風(fēng)味が良好などの「よいとこ取り」をした品種を作り出した。日本國(guó)內(nèi)では2006年に品種登録をしたが、品種として日本國(guó)外に出すことを想定していなかった。そのため、國(guó)際條約が定めた期限內(nèi)に國(guó)外における品種登録をしなかったため、日本國(guó)外で栽培しても法律上の問題はない狀態(tài)だ。そのため、中國(guó)や韓國(guó)でも栽培されるようになった。中國(guó)ではシャインマスカットが「陽光玫瑰（陽光のバラ）」のブランド名で知られている。

「晴王」は、岡山県內(nèi)で栽培され一定の品質(zhì)基準(zhǔn)を満たしたシャインマスカットだけが使うことができる商標(biāo)だ?！浮呵缤酢护趣いγ挨戏浅￥丝F起がよく、とりわけ漢字文化の中華圏では大変重寶され、高値で取引されています」と紹介する日本の通販サイトもある。

澎湃新聞によると、上海市民の女性が22日に、市內(nèi)の商店で「晴王」を3房購(gòu)入した。ブドウの好きな娘を喜ばせようと思ったからだ。家に持ち帰り食べてみたところ、粒が小さく食感もとりたてて良くなかった。

同家庭ではこれまでも例年のように「晴王」を買ってきたが、「品質(zhì)はかなり高く、価格も高い」と感じていた。母親の娘は、母親に「1斤當(dāng)たり9．9元（1キロ當(dāng)たり約400円）」と教えられて、「だまされた」と感じたという。

記者が、女性が「怪しい晴王」を買った商店に行き確認(rèn)したところ、「晴王」の文字が表示されている商品は3種で、「1斤當(dāng)たり9．9元」の「晴王」には特別価格との説明書きがあった。それ以外の2種は、それぞれ「1斤當(dāng)たり28元（1キロ當(dāng)たり約1120円）」、「1斤當(dāng)たり48元（1キロ當(dāng)たり約1920円）」だった。店員に話を聞いたところ、「1斤當(dāng)たり48元」の商品だけが「ホンモノの晴王」で、他の2種は「晴王ではないシャインマスカット」と説明したという。

記者がホンモノの「晴王」とその他のシャインマスカットを食べ比べたところ、「晴王」はその他のシャインマスカットと比べて粒が大きく肉質(zhì)はしっかりしており、甘味も強(qiáng)かった。記者は「確かに違いがある」と感じた。今年はシャインマスカットの価格が暴落したが、「晴王」の価格は前年同期と同じ水準(zhǔn)という。

なお記事によれば、中國(guó)國(guó)內(nèi)でも上質(zhì)のシャインマスカットが生産されており、外観や食感も「晴王」と大差ない場(chǎng)合がある。価格は1斤當(dāng)たり30元（1キロ當(dāng)たり約1200円）に迫るという。（翻訳?編集/如月隼人）