2014年6月20日、人民網(wǎng)によると、中國日本商會は18日に「中國経済と日本企業(yè)2014年白書」を発表した。これは中國日本商會が2010年から毎年発表しているもので、今年で第5版目にあたる。

【その他の寫真】

同白書は中國日本商會と中國各地の商工會組織の日系企業(yè)8579社に対して実施したアンケート調(diào)査をもとに、日系企業(yè)が直面する課題を分析し、解決のための建議を取りまとめたもので、建議総數(shù)は計(jì)451件に及ぶ。中國日本商會は同白書を通して、積極的に中國の中央政府や地方政府とコミュニケーションおよび交流を図り、中國の投資やビジネス環(huán)境を整備するため、「現(xiàn)場」からの聲を?qū)盲堡皮い搿?/p>

▼在中國日系企業(yè)の93．7％、「中國市場を堅(jiān)守していきたい」

2014年白書は日本貿(mào)易振興機(jī)構(gòu)（ジェトロ）が中國に進(jìn)出している日系企業(yè)を?qū)澫螭?013年10?11月に実施したアンケート調(diào)査結(jié)果を引用している。これによると、今後1?2年の事業(yè)展開の方向性について「拡大」と回答した企業(yè)の割合は54．2％、「現(xiàn)狀維持」と回答した企業(yè)の割合が39．5％だった。2つの回答を合わせると全體の93．7％の日系企業(yè)が中國市場を評価していることが明らかになった。

回答企業(yè)のうち、「縮小」と回答したのはわずか5％の企業(yè)で、1．2％の企業(yè)が「移転」、「事業(yè)撤退」と回答した。このような回答をした一部企業(yè)の主な要因について、中國日本商會副會長兼調(diào)査委員會委員長の田端祥久氏は下記のように答えた。▽中國における事業(yè)コストの上昇で圧力を受けた▽中國の知的財(cái)産権保護(hù)の環(huán)境による影響を受けた。

田端氏の補(bǔ)足によると、コスト上昇は主に人件費(fèi)や原材料費(fèi)の上昇によるもの。日系企業(yè)が不安視している中國の知的財(cái)産権保護(hù)環(huán)境に対して、田端氏は「中國は知的財(cái)産権保護(hù)問題に対し大きな努力を払っており、実際その結(jié)果も伴ってきてはいるが、やはりまだまだ多くの改善すべき點(diǎn)が存在する。特にインターネット通販が拡大し続けるビジネス環(huán)境の下、知的財(cái)産権の保護(hù)や、偽物?コピー品?海賊版の氾濫を防止することが目下早急に解決すべき問題點(diǎn)としてあげられる」と指摘した。

▼「世界の工場」から「世界の市場」へのモデル転換を図る中國、日系企業(yè)にもチャンス

事業(yè)を「拡大」すると回答した54．2％の日系企業(yè)のうち、中國で作った商品を中國國內(nèi)で販売する、「現(xiàn)地生産?現(xiàn)地販売」戦略を推進(jìn)している企業(yè)は比較的多い。こういった「內(nèi)需志向型」の日本企業(yè)を力強(qiáng)く後押ししているのは背景にある巨大な中國市場である。まさに「需要があるところに、市場が生まれる」と言われるとおりだ。実際の対中投資額だけを見て、日系企業(yè)が中國市場の動向を有望視しているのか、それとも悲観視しているのかを判斷することはできない。

経済モデルの転換を図っている中國を世界最大の消費(fèi)市場として見る日系企業(yè)が増えている。中國の転換期は日系企業(yè)にとっても同様に大きなチャンスが潛んでいる。例えば、食品への安全性を求める意識がますます高まっている食品業(yè)界、物流の発展がもたらす運(yùn)輸機(jī)械業(yè)界などは、いずれも日系企業(yè)による市場開拓が期待される分野だ。

白書発表の記者會見では日本メディアが「日中両國の関係は日系企業(yè)の中國市場に対する選択を左右する主要な要素になるか」と質(zhì)問した。これに対し、田端氏は「政治的な要素が両國関係の経済?貿(mào)易関係に與える影響を無視できると言えば、それは噓になる。しかし、日中関係が経済?貿(mào)易交流に與える影響に過度に注目することも奨勵しない。日系企業(yè)は『在商言商（ビジネス界はビジネスだけを語るべき）』という路線に戻る必要がある?！盒枰ⅳ毪趣长恧耸袌訾仙蓼欷搿护趣いκ袌訾我?guī)律を遵守し、より大きな市場を掘り起こし、両國の経済?貿(mào)易関係の発展を推進(jìn)することこそが日本企業(yè)が選択すべき道だ」と語った。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/MZ?編集/武藤）