2022年9月11日、獨國際放送局ドイチェ?ヴェレの中國語版は、北京市內(nèi)の大學で新型コロナウイルスの陽性者が出て大規(guī)模な隔離措置が取られていると報じた。

記事は、北京化工大學で6日に校內(nèi)での集団感染が見つかったのに続き、9日には同じく北京にある中國伝媒大學でも1人陽性の疑いが出て、同大學が緊急のロックダウン管理の実施を発表したと紹介。同大學の発表によれば、陽性反応が出た學生の宿舎を高リスク區(qū)域に指定するとともに、同大學の學生485人、教員19人、スタッフ5人を隔離スポットまで輸送して集中隔離を?qū)g施し、キャンパス內(nèi)の別の建物についても一部を高リスク區(qū)域に指定して區(qū)域內(nèi)封鎖措置を取ったとしている。

また、同大學がある北京市朝陽區(qū)の副區(qū)長が10日、陽性者発見後直ちに學內(nèi)の學生、教員など約1萬1000人に対してPCR検査を逐次実施するとともに、近隣の施設や學校、団地においても臨時封鎖措置を取り、同様に全員を?qū)澫螭趣筏縋CR検査をしていることを明らかにしたと伝えた。

なお、10日午前0時から11日午前0時までの間に、同市內(nèi)では8人の何らかの癥狀がある感染者、2人の無癥狀感染者が見つかっており、このうち8人は同大學の関係者だという。

記事は、中國全土でも1日當たりの新規(guī)感染者數(shù)が數(shù)千人という低い水準で、なおかつ大部分が無癥狀であるにもかかわらず、先週時點で6500人がロックダウン狀態(tài)に置かれており、外出が制限されるほか毎日のようにPCR検査を受けさせられていると紹介。このような「ゼロコロナ」方針は習近平（シー?ジンピン）國家主席の意向と密接に関わっており、一部では「政府が公衆(zhòng)衛(wèi)生の危機を政治化している」との聲も出ていると伝えた。

また、10月には5年に1度の中國共産黨黨大會が開かれ、習氏が3期目の任意を得る予定であること、そして10月1日の國慶節(jié)連休を控えていることから、北京市內(nèi)の感染予防措置が一層強化されているようだと伝えた。（翻訳?編集/川尻）