2022年9月15日、中國(guó)メディアの環(huán)球網(wǎng)は、以前ネット上で「琉球を侵略したのは日本と米國(guó)」と発言し日本國(guó)內(nèi)で非難を浴びた活動(dòng)家が、沖縄県名護(hù)市議會(huì)議員選挙で當(dāng)選を果たしたと報(bào)じた。

記事は、今月11日に名護(hù)市で市議會(huì)議員選挙が行われ、多嘉山侑三氏が當(dāng)選したことを紹介。多嘉山氏が今年5月にSNS上で発表した動(dòng)畫の中で「沖縄にとって本當(dāng)の脅威は中國(guó)ではない。自民黨の政治家をはじめとする人間が、中國(guó)本土と臺(tái)灣の內(nèi)部対立を無責(zé)任にあおり立て、米國(guó)と共に軍事介入しようとし、琉球列島で米軍と自衛(wèi)隊(duì)の基地建設(shè)を推し進(jìn)めて、沖縄を再び戦場(chǎng)にしようとしている」「そもそも歴史的に、琉球を侵略したのは日本と米國(guó)であって、中國(guó)ではない。今なお、沖縄は日本と米國(guó)の植民地とみなされている」などと主張し、日本の“ネット右翼”から「中國(guó)から金銭をもらっている」「中國(guó)のスパイだ」などといった誹謗（ひぼう）中傷を浴びていたと伝えた。

その上で、多嘉山氏が今回の市議選に立候補(bǔ)した理由について、米軍基地に反対する沖縄の民衆(zhòng)の聲と向き合わない議員が多いと感じたこと、若い世代の政治離れが加速していることの2點(diǎn)を挙げたと紹介するとともに、同じ日に投票が行われた沖縄知事選挙でも普天間基地の名護(hù)市辺野古移設(shè)に反対する玉城デニー氏が2期目の當(dāng)選を果たしたことに言及。岸田文雄政権が支持するライバルを下しての勝利について「現(xiàn)地市民が日本政府と徹底的に戦うという決心の表れ」との見方も出ているとした。

さらに、15日に行われた名護(hù)市議當(dāng)選証書授與式に出席した多嘉氏が環(huán)球時(shí)報(bào)の記者に対して「沖縄と中國(guó)の経済交流、文化交流を推進(jìn)したい。中國(guó)と琉球の歴史、文化は古くより密接に関わってきた。しかも、近年では中國(guó)は技術(shù)革新、経済成長(zhǎng)といった方面で日本を追い越している。今後積極的に中國(guó)と沖縄の交流を深め、相互理解に基づく信頼関係を築いていくことは非常に大きな価値を持っており、これこそ?jīng)_縄にとってはベストな安全保障になる」と語ったことを伝えている。（翻訳?編集/川尻）