中國政府?文化観光省は19日、國境地帯を目的地とした外國人の観光団體受け入れと、自國民の観光団出國についての規(guī)則案を発表した。

文化観光省が発表した発表した規(guī)則案は「辺境旅遊管理弁法（國境観光管理弁法）」の名稱で、「國境観光」を、「條件に合致する旅行會社がわが國及び隣接國の國民を組織及び受け入れ、団體方式により指定する國境出入國所から出入國し、雙方政府が取り決めた國境地域及び期限內(nèi)に行う観光活動」と定義した。

同弁法制定の目的は「國境地域と隣接國の國境地域との協(xié)力を強化し、國境観光の発展を促進し、特色のある國境観光目的地を構(gòu)築すること」とした。つまり、陸上の國境を通じて中國に入國する団體観光客と中國の隣國に出國する中國人団體観光客の両方を念頭に、観光業(yè)の活性化を狙ったものということになる。

また、同弁法は「修正意見募集稿」と位置づけられた。中國當(dāng)局がしばしば採用する方法で、寄せられた意見を參考に一定の修整が加えられる場合がある。

具體的な観光団體の実現(xiàn)については、省レベルまたや市や県のレベルの地方政府が外國側(cè)と協(xié)議しつつ作業(yè)を進めるが、最終的には中央政府?文化観光省の承認が必要とした。また、旅行を扱う旅行會社は、地方政府に申請して許可を得ねばならない。

中國は陸上で14カ國と國境を接している。そのため國境地帯の観光業(yè)は、隣接國や中國にとって大きな産業(yè)資源として成長してきた。しかし中國は新型コロナウイルス感染癥の発生以來、長期にわたって出入國を、特に観光目的の出入國を世界的に見ても最も厳しく規(guī)制し続けている。今回の規(guī)制案発表は、中國が他國に追隨して、関連政策を緩和する兆しとの見方が出ている。

中國の出入國管理については、過去數(shù)カ月で國際航空便の運航を再開したり、すでに有効な居留許可を取得した外國人學(xué)生の入國を認めるなどで、段階的に緩和してきた。また、入國した人の隔離要件を緩和するなどの動きも見られた。

一方で、「國境を越えた観光旅行の回復(fù)」については、新型コロナウイルス感染癥の狀況次第と指摘する専門家もいる。中國旅遊研究院國際研究所の楊勁松所長は、「回復(fù)するとは思うが、いつになるかは見通せない」、「感染癥の狀況と抑止効果による。政府観光部門だけで決定できるものではない」と述べた。（翻訳?編集/如月隼人）