2014年6月23日、ボイス?オブ?アメリカ中國語版は、トウ小平氏の孫が広西チワン族自治區(qū)の地方政府で書記に就任していることについて、中國共産黨指導(dǎo)部の後継者育成システムの一環(huán)だと伝えた。

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広西チワン族自治區(qū)百色市平果県新安村?共産黨委員會(huì)書記の●卓棣（デン?ジュオディー、●は登におおざと）氏は、トウ小平氏のただ1人の孫として知られる。1985年に米國で生まれ、両親とともに帰國した後、北京大學(xué)で法學(xué)を?qū)煿イ筏俊￥饯吾?、米デューク大學(xué)で修士課程を修了、その後ウォール街の弁護(hù)士事務(wù)所に勤務(wù)していた。

長年にわたり中國高官に注目してきた明鏡出版グループ総裁の何頻（ホー?ピン）氏は取材に対し、卓棣氏が地方で鍛えられているという事実は、3?4年前に共産黨が作った後継者育成計(jì)畫の存在を裏付けるものだと指摘している。

これは現(xiàn)國家副主席の李源潮（リー?ユエンチャオ）氏が制定したもので、後継者候補(bǔ)を中國共産黨元老の家庭から選抜し、共産黨の末端組織へ赴任させて訓(xùn)練を積ませ、その後局長、次官、大臣を経て將來の國家指導(dǎo)者への育成を図るというシステムである。

何氏によると、國外留學(xué)期間中の動(dòng)向を把握しづらい一般家庭出身の人物に比べ、共産黨幹部の子弟には安心して黨內(nèi)部の仕事を任せることができるのだという。習(xí)近平（シー?ジンピン）氏や薄熙來（ボー?シーライ）氏らも同様の経歴を経てきている。だが、何氏はこの制度はデタラメなものだとして、「最初の地方に赴任する、その権利は一體誰が與えたものか」と批判する。

何氏は「中國共産黨政権は完全なる王朝統(tǒng)治であり、舊時(shí)と異なるのは“皇族”の數(shù)が増えたという點(diǎn)だけだ。彼らはますますほしいままに振る舞うようになる」と述べた。（翻訳?編集/岡本悠馬）