中國のニュースサイトの観察者網(wǎng)はこのほど、米CNNの報(bào)道などを引用する形で、「米國の反アジアヘイトクライム（憎悪犯罪）が中國人観光客を怖がらせ米國から遠(yuǎn)ざける」とする記事を掲載した。

記事によると、広東省汕頭市の加工食品會(huì)社で営業(yè)を擔(dān)當(dāng)しているキャノン?ユーさんは、新型コロナウイルスの新規(guī)感染者數(shù)が世界的に減少していることに伴い、海外出張を再開することに期待を寄せている。だが「唯一の例外」は米國で、「彼ら（米國人）は他人を差別的に見ている。中國人だけでなく黒人も。米國ではすべての人が公平に扱われるのはとても難しい」とし、米國訪問に大きな懸念を抱いていることを明らかにした。

米世論調(diào)査會(huì)社モーニング?コンサルトが先月発表した中國の旅行者1000人を?qū)澫螭藢g施した調(diào)査結(jié)果によると、米國訪問に「全く興味がない」との回答が22％に上り、「あまり興味がない」も23％で、「とても興味がある」は15％にとどまった。

米國への旅行に対する懸念については、「新型コロナ」と「暴力犯罪」がともに57％で最も多く、「テロ」が52％、「反中感情」が44％だった。

調(diào)査結(jié)果からは、中國の旅行者が、米國よりも歐州大陸や英國、オーストラリアへの訪問により興味を示していることも分かった。

米カリフォルニア州立大學(xué)が昨年3月に発表した報(bào)告書によると、コロナ禍の2020年に米國の16の大都市で発生したヘイトクライムの件數(shù)は前年比7％減少した一方で、アジア系へのヘイトクライムは149％増えた。都市別で増加幅が最も大きかったのがニューヨーク市で833％増だった。（翻訳?編集/柳川）