中國?河南省周口市沈丘県で、新型コロナウイルスの陽性者を発見した場合に最大で5萬元（約100萬円）の奨勵金が支給されることになった。環(huán)球時報や北京日報など、複數(shù)の中國メディアが4日付で伝えた。

同県の新型コロナ感染予防?抑制指揮部は3日、住民に向けた通知を発表。「発熱外來、末端の醫(yī)療機関、ホテル、薬局、レストラン、商業(yè)施設(shè)、公共の場所、公共交通機関などの“観測ポイント”（感染予防?抑制のために設(shè)置された拠點）における監(jiān)視?早期警戒の役割を十分に発揮するため」として、県內(nèi)で賞罰制度を?qū)g施することを発表した。

それによると、上記の“観測ポイント”で健康コード（感染リスクを緑、黃、赤の3段階で示すもの）が「黃」で中?高リスク地域に滯在歴のある人物を発見し速やかに報告した上で予防措置を講じた場合、1人につき200元（約4000円）の奨勵金が支払われる。コードが「赤」の場合は1人につき500元（約1萬円）が支払われるという。

また、“観測ポイント”で中?高リスク地域に滯在歴のある発熱者を発見した場合は1人につき5000元（約10萬円）が、その後PCR検査で陽性と診斷された場合は5萬元が支払われる。このほか、コードのスキャンや検査を行わずに施設(shè)に無斷で立ち入った人物を通報した場合は、第1通報者に1人につき100元（約2000円）が支払われるという。

中國のネット上ではさっそく物議を醸しており、「とんでもないことだ」「どうかしてる」「紅衛(wèi)兵か」「何をするつもりだ？」「勝手に赤コードを付與して、金を稼いだり投獄したりするつもりか」「その金はどこから持ってくるの？」「納稅者の血稅を何とも思っていないようだ」「汚職役人を発見したら報奨金はいくら？」など反発の聲が上がっている。

河南省では今年、地元銀行から預(yù)金を引き出そうとした人たちの健康コードが突然、行動制限がかかる「赤」に変更されたことで騒動が起きていた。（翻訳?編集/北田）