2022年10月2日、中國メディア?新浪汽車は、電気自動車（EV）市場が急発展する中で燃料電池車の開発を続けるトヨタの狙いについて考察した文章を掲載した。以下はその概要。

トヨタは數(shù)日前、中國で燃料電池車MIRAIを発売した。レクサスLSと同じプラットフォームで生産され、価格は75萬元（約1500萬円）前後。航続可能距離はWLTCモードで850キロとなっている。MIRAIの中國発売は、トヨタが水素エネルギー分野への投資を止めることなく、研究、製造を続けていることを改めて認(rèn)識させた。その歩みはやや鈍いが、決してなおざりにしているわけではないのである。

現(xiàn)在のEVはまだスタート段階にある。動力用バッテリーの出現(xiàn)は確かにエンジンからの離別を推し進(jìn)めているが、一方で使い勝手を犠牲にしている面もある。今のバッテリーは壽命やエネルギー密度、コスト、大きさ、品質(zhì)、安定性などいずれの面においても技術(shù)的な壁に直面している。いわば、現(xiàn)在のEVはひな型にすぎないというわけだ。

トヨタの內(nèi)部計(jì)畫では、水素エネルギーは「主な発展の方向性」ではないのだが、「非常に必要な発展の方向性」と位置づけられているのだ。技術(shù)の発展、ニーズの多様化に伴い、未來の動力は電気、燃油、水素エネルギー、さらに將來出現(xiàn)するであろう先進(jìn)的なバッテリーそれぞれによって構(gòu)成される多様化の様相を呈すると認(rèn)識しているわけである。

トヨタは、EVが小サイズの近距離通勤製品により適していると認(rèn)識している。そして、燃料電池車の重要なマーケットは実は商用トラック、路線バス、長距離バスといった大型車にあると考えているのだ。これらの車両は自動車の中でも特に環(huán)境汚染が著しく、電動化にも向いていないということなのである。

トヨタにとって、カーボンニュートラルへのモデルチェンジは必ずやらなければならないこと。そしてこれは、世界の全ての企業(yè)の任務(wù)だ。トヨタの計(jì)畫では、水素エネルギーが5％の市場シェアを達(dá)成できればOKだという。世界で8000萬臺の自動車を売ったなら、そのうち400臺が水素エネルギーであればカーボンニュートラルに貢獻(xiàn)できるということになる。水素エネルギーの発展に取り組んでいるのはトヨタのほか、現(xiàn)代など少數(shù)に限られる。しかも、十分な使い勝手を備えた製品は非常に少ない。トヨタのMIRAIを見れば、トヨタの水素エネルギー技術(shù)が相當(dāng)に成熟していることがわかるのである。（翻訳?編集/川尻）