獨ドイチェ?ヴェレの中國語版サイトは6日、「厳しいコロナ対策がシーズンを迎えた中國の観光地に打撃を與えている」とする記事を掲載した。以下はその概要。

中國メディアの6日の報道によると、新疆ウイグル自治區(qū)に出入りする列車とバスはすでに運行が止まり、民間航空の旅客數(shù)も75％にまで削減された。自治區(qū)政府は通知で、「こうした防疫措置は新型コロナウイルスの拡散を厳格に防ぐためだ」と指摘。自治區(qū)副主席は4日、ウイルスが他省などに広がったことに遺憾の意を表明し、新疆はその防止の重大な責(zé)任を斷固として擔(dān)うと言明した。

國內(nèi)旅行の重要な目的地である新疆は10月の観光シーズンを逃す運命にある。ただ、感染封じ込めの影響を受けているところは他にも多くあり、雲(yún)南省シーサンパンナ?タイ族自治州は4日、「必要がなければ州を離れないこと。州を離れる場合は5日間の健康観察が必要で、期間中にPCR検査を3回受ける」などとする通知を出した。この影響によりシーサンパンナ?ガサ空港では5日に144便全てが運航取り消しとなった。封鎖管理が始まった時、観光地であるシーサンパンナには大勢の観光客が足止めされた。

この他、山西省の雲(yún)崗石窟は2～7日まで開放取り止めとなった。広東省や甘粛省、貴州省の景勝地でも一時閉園や閉館が行われている。

中國當(dāng)局は、農(nóng)村や高齢者の間にウイルスが制御なく広がることを許せば、相対的に脆弱な中國の醫(yī)療衛(wèi)生システムに重い負擔(dān)がかかると懸念している。だが、現(xiàn)在の防疫措置の高いコストとオミクロン株の変異種の相対的に穏やかな癥狀を踏まえて反対意見を出す學(xué)者は少なくない。（翻訳?編集/野谷）