最北の極寒地を走る高速鉄道、開通から間もなく丸10年―中國

人民網(wǎng)日本語版    2022年10月11日(火) 17時30分

拡大

中國最北の極寒地を走る高速鉄道が開通から間もなく丸10年を迎える。

2012年12月1日、中國初の標高が高い極寒地を走る高速鉄道「哈大旅客専用線」(ハルビン-大連)が開通し、中國の高速鉄道マップが初めて最北の省?黒竜江省にまで拡大した。その後も、高速鉄道の建設(shè)が進み、哈大旅客専用線のほか、哈斉(ハルビン-チチハル)、哈牡(ハルビン-牡丹江)、哈佳(ハルビン-ジャムス)線などが次々開通し、高速鉄道マップが北國で拡大し続けてきた。人民網(wǎng)が伝えた。

この10年の間に、黒竜江省ハルビン市と遼寧省大連市を結(jié)ぶ哈大旅客専用線の総延長距離は81キロから約1400キロにまで伸びた。高速鉄道駅も黒竜江省內(nèi)の數(shù)駅から省內(nèi)のほとんどの県?區(qū)をカバーするにまで増加し、高速鉄道が同省沿線の地級市(省と県の中間にある行政単位)を「交流の輪」に組み込み、同省の経済振興?発展に強力な活力と原動力を注入している。

2021年12月6日、黒竜江省の牡丹江市とジャムス市を結(jié)ぶ牡佳高速鉄道が開通し、哈牡と哈佳線と連結(jié)して、牡丹江、ジャムス、鶏西、七臺河といった29駅がつながって全長1015キロの路線となった。所要時間はわずか約6時間で、省內(nèi)高速鉄道のクローズド?ループが実現(xiàn)し、省內(nèi)「2~3時間経済圏」が形成されている。

冬の高速鉄道運行にとって最大の難関だった解氷?除雪作業(yè)も、今ではスマート化が進んでいる。高速列車の解氷、除雪の効率を上げるため、ハルビン局集団公司は獨自に解氷?除雪裝置を開発し、高速列車の解氷?除雪庫を建設(shè)し、ハルビン高速列車區(qū)間に導(dǎo)入している。同區(qū)間の安全科のエンジニア?李毅忱氏は、「以前は16人で4時間かかっていた8両編成の高速列車の解氷?除雪作業(yè)が今では2人で1時間で終わるようになっている」と説明する。

高速鉄道が開通し、黒竜江省と中國全土の各中心都市間の所要時間も短縮されている。例えば、ハルビン市とチチハル市を結(jié)ぶ哈斉旅客専用線は、ハルビン、大慶、チチハルの3大都市と、省外の大?中都市を結(jié)ぶ重要な路線となっている。ハルビン市と牡丹江市を結(jié)ぶ哈牡旅客専用線は、同省內(nèi)の2大観光都市のアイス?スノー資源を連結(jié)し、高速鉄道沿線の氷雪大世界、ヤブリスキーリゾート、中國の雪郷、鏡泊湖といった點在している観光スポットを線で結(jié)び、観光客は一度の旅行でそれらスポットを満喫できるようになった。

また、このほど「黒竜江省『十四五』(第14次五カ年計畫)総合交通運輸體系発展計畫」が発表され、2025年をめどに省內(nèi)の10地級市に高速鉄道を到達させる目標を掲げた。建設(shè)中のハルビンと伊春市を結(jié)ぶ哈伊高速鉄道が完成すると、その所要時間が現(xiàn)在の7時間から1時間40分に短縮される。高速鉄道マップが拡大し続けているのを背景に、黒竜江省と他省間の所要時間が短縮し、高速鉄道の沿線都市が優(yōu)良資源を共有するためのルートが開通し、地域経済の成長に新たな原動力が注入されている。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)






※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰屬します。

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務(wù)提攜

Record Chinaへの業(yè)務(wù)提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務(wù)提攜