プーチン氏の戦爭による奇妙な副作用、中國の半導體が人気に―英メディア

Record China    2022年10月14日(金) 5時0分

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英テクノロジーニュースサイト「The Register」は11日、中國から歐州への電気毛布の輸出量が増加していると報じた。

中國紙?環(huán)球時報によると、英テクノロジーニュースサイト「The Register」に11日、中國から歐州への電気毛布の輸出量が増加しているとの記事が掲載された。

「The Register」の記事は「ベッドの上のチャイナレッド=プーチン氏の戦爭で中國の半導體が人気に、まずは電気毛布から始まった」と題するもので、「ウクライナの戦爭は奇妙な副作用を生み出した。中國の歐州への電気毛布の輸出がちょっとしたブームを見せていることだ」と述べた。

記事によると、中國の分析?コンサルティング機関「JW Insights 愛集微(Ijiwei)」は、「例年は(電気毛布の輸出數(shù)は)約2?3萬枚だったが、今年は少なくとも7?8萬枚に達した。これらの電気毛布にはたいてい、溫度を監(jiān)視し制御するための中國製の半導體が使われている。ハイエンドモデルにはブルートゥースやその他のテクノロジーまで搭載されているものもあり、中國の半導體メーカーにさらなるビジネスチャンスを生み出している。今年1?7月の中國の電気毛布輸出額は前年同期比97%増の3340萬ドル(約49億円)に達し、他の家電製品を大きく上回った」としている。

記事は、「パソコンの出荷臺數(shù)が懸念されるほど減少していることが示すように、コンシューマーテクノロジー市場は非常に厳しい年を迎えつつあるため、(電気毛布輸出額の増加は)歓迎すべき成長だ」とする一方で、「コンシューマーテクノロジー製品メーカーやその部品のサプライヤーにとって、電気毛布だけでは逆転には不十分だ」とした。

また、「現(xiàn)在の電気毛布の販売量急増の背景には、ウクライナ戦爭で意図的に破壊されたとされるパイプラインの問題で、歐州諸國の発電用天然ガスの供給を大幅に減少させ、歐州のエネルギー価格を高騰させているという大きな傾向がある。電気毛布は電気ヒーターよりも使用コストが安いため、販売量が急増している」と述べ、愛集微の報告を紹介した。愛集微は、「歐州のエネルギー不足と価格上昇が太陽光発電と風力発電技術、そしてエネルギー貯蔵を管理するための半導體への需要を増やしている。そのため、電気毛布のヒットは中國の半導體メーカーが追いかける別の成長機會を予兆している」としている。

記事は、「中國にとって良いニュースは、電気毛布やエネルギー応用に必要な半導體はローエンド製品であり、米國が中國のより先進的な半導體への到達を阻止しようとする中でも、中國本土企業(yè)はすでにそれらを製造する能力を有しており、関連する成長機會を阻止されないということだ」と伝えている。(翻訳?編集/刀禰)

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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