2022年10月17日、中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は、「韓國(guó)で異例の貿(mào)易赤字が発生した根源はどこにあるのか」と題する評(píng)論記事を掲載した。

記事は、9月に韓國(guó)の貿(mào)易収支が25年ぶりに6カ月連続赤字となり、年間累積赤字額が288億ドルに達(dá)したことが韓國(guó)政府の統(tǒng)計(jì)で明らかになったと紹介。韓國(guó)はこの30年で1996年と2008年に100億ドルを超える大きな貿(mào)易赤字を出しており、いずれもその後に大きな金融危機(jī)に見(jiàn)舞われたことから、今回の大規(guī)模な貿(mào)易赤字も1997年のアジア金融危機(jī)や2008年の世界金融危機(jī)のような狀況を韓國(guó)國(guó)內(nèi)で引き起こすのではないかと憂慮する聲が出ていると伝えた。

そして、今回の貿(mào)易赤字では過(guò)去2回では見(jiàn)られなかった輸入面の要素も存在し、今年1?8月の韓國(guó)の石油、天然ガス輸入額が輸入総額の3分の1に迫る1450億ドルに達(dá)し、この期間のエネルギー消費(fèi)支出がすでに昨年1年間のエネルギー消費(fèi)額を上回ったと指摘。一方で、原油コストの大幅上昇は今年に入ってのものではないことから、やはり輸出面での変化が大きな要因になったとの見(jiàn)解を示している。

その上で、韓國(guó)の主力輸出産業(yè)である半導(dǎo)體輸出が今年に入って大きく減少しており、今年1?8月の輸出額が362億ドルと前年同期比49．4％減となったことを紹介。特に主要な輸出相手國(guó)である中國(guó)への輸出額が121億8000萬(wàn)ドルで同58．9％の大幅減となったことが輸出不振に大きく影響したと説明した。

さらに、半導(dǎo)體輸出減について、業(yè)界自體の周期的な業(yè)績(jī)の波や世界的な新型コロナだけが理由ではないとし、米國(guó)による破壊的な干渉と韓國(guó)政府および一部企業(yè)による主體的な調(diào)整の結(jié)果でもあると主張。「半導(dǎo)體などの分野において、內(nèi)部の保守勢(shì)力の臺(tái)頭や米國(guó)からの圧力を受けて、韓國(guó)の政府と一部企業(yè)はいわゆる『対中依存からの脫卻』に向けた姿勢(shì)を示していると言わざるを得ない」と論じた。

文章は最後に「中國(guó)は長(zhǎng)きにわたり韓國(guó)最大の輸出先市場(chǎng)だ。過(guò)去も現(xiàn)在も、そして未來(lái)も、中國(guó)との著実な経済協(xié)力こそ韓國(guó)が守るべき方向性なのである。韓國(guó)が直面している根本的な課題は、國(guó)際経済秩序の変化にどう対応するかだ。韓國(guó)は、中國(guó)が世界経済成長(zhǎng)の原動(dòng)力となった狀況に順応し、融和しなければらず、イデオロギー上の雑音によって本來(lái)下すべき理性的な選択を亂されてはならないのである」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/川尻）