2022年10月19日、中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は、臺(tái)灣でマレーシア人留學(xué)生が殺害される事件が発生したことについて、臺(tái)灣の法醫(yī)學(xué)者の発言が物議を醸していると報(bào)じた。

記事によると、臺(tái)灣の銘伝大學(xué)4年生のマレーシア人女子留學(xué)生が校外に借りている住居內(nèi)で首を切られて死亡しているのが見(jiàn)つかり、警察が新北市に住む30歳の男を容疑者として特定。容疑者は事件後に鎮(zhèn)痛薬數(shù)十錠を飲んで自殺を図ろうとしたもののの、駆けつけた警察官によって救助され、その後「女子學(xué)生とはネットで知り合って1週間足らずだった。自殺願(yuàn)望があったので手伝った。自分も一緒に死のうと思った」と供述したという。

被害女性の家族は臺(tái)灣を訪れて遺體と対面し、父親は「（臺(tái)灣でマレーシア人女性が殺害されるのは）今回が初めてではない。臺(tái)灣政府は正義を示してほしい」と訴えた。臺(tái)灣では2020年1月にマレーシア人女性が隣人から殺害された上遺體を切斷される事件が起き、同年10月には24歳のマレーシア人女子大學(xué)生が帰宅途中に男から殺害されるなど、この3年近い間に3人のマレーシア人女性が事件に巻き込まれているという。

記事は、この件が臺(tái)灣のネット上で議論を呼んだほか、マレーシア國(guó)內(nèi)からもこれ以上同様の事件を起こさないよう求める聲や、「臺(tái)灣の治安は一體どうなっているのか」といった怒りの聲が聞かれるとした。

その上で、臺(tái)灣の法醫(yī)學(xué)者である高大成（ガオ?ダーチョン）氏が臺(tái)灣の治安への批判に対し「それは違う。臺(tái)灣の治安はマレーシアの100倍はいい。あなたたちは臺(tái)灣人の習(xí)性、習(xí)慣を理解していないから悪人に出くわすのだ。臺(tái)灣人女性が日本を旅行中に日本人に殺害されたら、日本人はみんな悪人だ、日本の治安は悪いと疑ってかかるのか？」と反論したことを紹介。これに対してマレーシアのネットユーザーから「本當(dāng)に救いようがない。被害者に対して冷たすぎる」「死者を侮辱することが許されるのか」といった批判が噴出、高氏がマレーシアのネットユーザーから脅迫メッセージを受けたとして、18日に自身のフェイスブックアカウントからすべてのマレーシア人ネットユーザーを締め出すことを宣言したと伝えた。

なお、記事によれば、容疑者の男にはひき逃げの前科があったほか、被害女性について「精神不安定で何度も自殺を図っていた」など虛偽の供述をしていたことが取り調(diào)べによって徐々に判明し、ついには「今年4月にSNSで知り合い、10月8日に交際を始めた。交際期間中、何度も高級(jí)レストランで食事をし、多くの出費(fèi)をさせられた。その後金銭問(wèn)題でトラブルになり、殺害した」と自白したという。（翻訳?編集/川尻）