2022年10月21日、中國メディア?中國証券報は、BMW、テスラ、フォルクスワーゲン（VW）などの大手自動車メーカーが、中國內(nèi)の生産基地を拡大し、中國の自動車産業(yè)チェーン企業(yè)との協(xié)力も強(qiáng)化しているとの內(nèi)容の記事を掲載した。以下はその概要。

獨自動車メーカーBMWは近年、中國での生産基地建設(shè)を加速している。同社の世界最大の生産基地は瀋陽にある華晨寶馬瀋陽生産基地で、現(xiàn)在も拡張工事の進(jìn)行中で、完成すれば生産能力は年間65萬臺となる。また同生産基地內(nèi)では6月に、150億元（約3000億円）を投じた第3工場が完成している。

米電気自動車大手のテスラも中國での生産を拡大している。テスラの上海スーパー工場は同社が海外に建設(shè)した初めての工場だ。同社の幹部によると、同工場はテスラの輸出の中核で、北米以外のほとんどの市場に輸出しており、第3四半期（7～9月）も前四半期を上回るスピードで生産している。今後さらに拡張工事を行い、工事が完了すると生産能力は年間75萬臺となり、同社の工場の中で最大規(guī)模となる。

海外メーカーは中國の自動車関連企業(yè)との協(xié)力も進(jìn)めている。BMWは中國の燃料電池大手、寧徳時代と9月に長期協(xié)力協(xié)定を結(jié)び、8月には中國の鉄鋼大手、河鋼集団とグリーンで低炭素の鉄鋼供給のための「協(xié)力備忘録」に調(diào)印した。フォルクスワーゲン傘下のCARIADは10月、中國のソフトウェア企業(yè)、地平線機(jī)器人と合弁會社を設(shè)立し、ハイエンドの運転支援システムの開発を進(jìn)めると発表した。

データによると、中國の2022年第1～3四半期（1～9月）の自動車輸出は前年同期比55．5％増の211萬7000臺で、2021年通年の輸出臺數(shù)を超えた。8月の輸出臺數(shù)はドイツを抜き、日本に次いで世界第2位となった。

自動車の輸出の伸びは、中國の強(qiáng)大な自動車産業(yè)チェーンなしでは実現(xiàn)できず、世界的なEV化の流れが加速する中で、中國の産業(yè)チェーンの優(yōu)位性が際立っている。新エネルギー車のコア部分である燃料電池は、生産能力が中國に集中しており、世界のシェアトップ20社のうち、3分の2近くが中國企業(yè)だ。BMWのオリバー?ツィプセ會長は「中國で、ある技術(shù)が大規(guī)模生産を?qū)g現(xiàn)できれば、世界での大規(guī)模応用が可能なことを意味する。中國は7年連続で世界最大の新エネルギー車市場であり、今後も持続可能な交通手段としての自動車産業(yè)をけん引する原動力であり続けるだろう」と述べている。（翻訳?編集/田口）