2022年10月22日、北京日報(bào)は、中國の支援で建設(shè)を進(jìn)めているインドネシア高速鉄道の軌道敷設(shè)が全て完了したと報(bào)じた。

記事は、ジャカルタ―バンドン高速鉄道のボックスガーダー（鉄道橋）の敷設(shè)が全て完了したと伝え「これは、高速鉄道の敷設(shè)軌道が全面開通したことを意味する」と紹介。東南アジア発の高速鉄道となる同鉄道の総距離は142．3キロで、來年6月に営業(yè)開始の予定だとした上で、11月にバリ島で開かれるG20サミット期間中に、インドネシアは世界に向けて同高速鉄道の成果をアピールすることになると伝えた。

そして、軌道敷設(shè)を擔(dān)當(dāng)した中國電建水電七局ジャカルタ?バンドン高速鉄道プロジェクト部副チーフマネージャーである張進(jìn)科（ジャン?ジンカー）氏が、當(dāng)鉄道の建設(shè)にあたり現(xiàn)地に約1萬5000人分の雇用を創(chuàng)出するとともに、多くの各種技術(shù)人材育成に貢獻(xiàn)したと語るとともに、建設(shè)を進(jìn)める上での苦労として「沿線が熱帯雨林気候區(qū)にあって、不良な地質(zhì)や特殊な巖盤などがあり鉄道建設(shè)に大きな影響を與えた。2號(hào)トンネルの建設(shè)が最も厳しい工事だった。2019年に掘り始めてから崩落や地盤沈下など21回の危険な狀況が発生した。両國の専門家が厳格なトンネル掘削、強(qiáng)化プランを制定して、無事開通に至った」と明かしたことを紹介している。

その上で、米誌ザ?ディプロマットが先日、インドネシアのジョコ大統(tǒng)領(lǐng)が13日に同鉄道の総合検査列車を視察した際に、同鉄道の開通によって人や貨物の流動(dòng)性が向上して多くの産業(yè)が恩恵を受け、ジャカルタとバンドンに新たな経済成長のきっかけをもたらすとの見方を示したことを紹介。シンガポール紙海峽時(shí)報(bào)も「ジャカルタ?バンドン高速鉄道はインドネシアのインフラを豊かにし、サービス業(yè)やサービス貿(mào)易に新たな成長點(diǎn)をもたらす」と評(píng)したことを伝えた。

さらに、同高速鉄道はインドネシアにとってメリットになるだけでなく、中國高速鉄道の世界進(jìn)出もアシストすると指摘。海南大學(xué)一帯一路研究院の梁海明（リアン?ハイミン）院長が「全線が中國高速鉄道の技術(shù)と規(guī)格を採用しており、全世界に中國高速鉄道のクオリティーの高さや実用性を証明するとともに、一帯一路沿線國に西側(cè)の規(guī)格を用いる必要がなく、中國との協(xié)力による鉄道建設(shè)が期待値の高いものであることを確信させるものだ」と述べたことを紹介した。（翻訳?編集/川尻）