臺(tái)灣政府の情報(bào)機(jī)関である中華民國(guó)國(guó)家安全局の陳明通局長(zhǎng)は20日、米國(guó)の政府ならびに軍要人から、中國(guó)が臺(tái)灣武力侵攻の日程を早める可能性があるとの発言が相次いでいることに対して、中國(guó)大陸側(cè)が「武力攻撃で勝利する可能性はない」と述べた。

中國(guó)共産黨の習(xí)近平総書(shū)記（國(guó)家主席）は、16日に行われた同黨全國(guó)代表大會(huì)（黨大會(huì)）の開(kāi)幕式で行った活動(dòng)報(bào)告で、臺(tái)灣の統(tǒng)一について「武力の使用を放棄する約束は絶対にしない。あらゆる必要な選択肢を留保する」と述べた。

陳局長(zhǎng)は同発言を「口を開(kāi)けば臺(tái)灣の武力統(tǒng)一を言い出す」、「古い言い回しだ」などとと論評(píng)し、「私はここに丁重にお伝え申し上げます。（中國(guó)大陸側(cè)が）武力攻撃をして勝利する可能性はありません。それは國(guó)際的な経済制裁と外交の孤立をもたらします。いわゆる中華民族の偉大なる復(fù)興は頓挫して、中華民族の罪人になってしまでしょう」と述べた。

陳局長(zhǎng)は中國(guó)の経済成長(zhǎng)について、中國(guó)共産黨が過(guò)去40年にわたり改革開(kāi)放を推進(jìn)することによって世界第2位の経済國(guó)になったのであり「臺(tái)灣との統(tǒng)一なしで実現(xiàn)した」と論評(píng)。一方の臺(tái)灣の戦後は、バナナを売って外貨を稼ぐことから始まり、現(xiàn)在では世界最大の半導(dǎo)體チップ輸出國(guó)になったと説明。臺(tái)灣の経済成長(zhǎng)は「共産黨なしで実現(xiàn)した」と指摘した上で、「（臺(tái)灣海峽）両岸は互いに尊重し、それぞれが発展すべきだ。そのことこそが、人々の幸せであることは明確だ」と主張した。

専門(mén)家の間には、中國(guó)は臺(tái)灣武力侵攻の発動(dòng)時(shí)期について2027年をめどにしているとの見(jiàn)方があった。21年には米インド太平洋軍のデービッドソン司令官（當(dāng)時(shí)）が、中國(guó)による臺(tái)灣武力侵攻について27年までに脅威が顕在化する可能性があると述べた。ブリンケン米國(guó)務(wù)長(zhǎng)官や米海軍のギルデー作戦部長(zhǎng)は最近になり、中國(guó)は臺(tái)灣武力侵攻をさらに早める可能性があると述べた。

陳局長(zhǎng)は、中國(guó)による武力侵攻について、27年説や25年説を唱える人もあるとした上で、23年についても注視せねばならないと説明。23年についての仮想シナリオは、中國(guó)が軍事攻撃で臺(tái)灣を完全に制圧するのではなく、「臺(tái)灣封鎖などで、臺(tái)灣側(cè)に交渉のテーブルにつくことを強(qiáng)いる」という。陳局長(zhǎng)によると、臺(tái)灣側(cè)の國(guó)家安全保障組織は、臺(tái)灣封鎖についても一定の対応策と準(zhǔn)備を用意しているという。

米政府系メディアのボイス?オブ?アメリカ（VOA）によれば、米國(guó)國(guó)家安全保障局（NSA）のケービー戦略コミュニケーション調(diào)整官は電話會(huì)議で、米國(guó)側(cè)の「一つの中國(guó)政策に準(zhǔn)拠することは何一つ変更していない」と述べた上で、米國(guó)は同時(shí)に「臺(tái)灣の自衛(wèi)能力強(qiáng)化に協(xié)力する、さらに多くの方法を模索しつづけている」と説明し、米國(guó)はこの方式を続けていくとの見(jiàn)方を示した。

ケービー調(diào)整官はさらに、「われわれは臺(tái)灣海峽の現(xiàn)狀が一方的に変更されることを望まない。武力で変更されるのを見(jiàn)たくないのは當(dāng)然だ。これが起こる理由は絶対にない。なぜなら、臺(tái)灣および臺(tái)灣に対するわれわれの自衛(wèi)的アプローチは何も変わっていないからだ」と述べた。（翻訳?編集/如月隼人）