2022年10月24日、中國(guó)経済網(wǎng)は、中國(guó)國(guó)內(nèi)で燃料電池車産業(yè)の開発が急速に進(jìn)みつつあると報(bào)じた。

記事は、中國(guó)で脫酸素戦略が推進(jìn)される中で水素エネルギー産業(yè)が急速な発展期に入りつつあり、燃料電池車に代表される交通分野が重要な突破口になっていると紹介。21年8月に北京市、上海市、広東省、12月には河南省と河北省で燃料電池車モデル都市が認(rèn)可され、北京市では大興國(guó)際水素エネルギーモデルエリアのスタートアップエリアが今年3月に完成して運(yùn)用を開始し、上海市では先日全國(guó)初となる燃料電池車80臺(tái)の配車サービスが開始し年末には200臺(tái)まで拡充予定だと伝えた。そして、21年8月から22年8月までの1年間で、國(guó)家燃料電池車モデル都市における燃料電池車の累計(jì)登録車両數(shù)は2590臺(tái)に達(dá)したとしている。

また、中國(guó)自動(dòng)車工業(yè)協(xié)會(huì)のデータとして、燃料電池車の生産量、販売量が急増し続けており、今年9月の生産臺(tái)數(shù)は前年同期比18．1％増の183臺(tái)、販売臺(tái)數(shù)は同16．8％増の202臺(tái)となり、1?9月の生産臺(tái)數(shù)、販売臺(tái)數(shù)は共に2000臺(tái)に達(dá)し、同2．3?2．7倍になったと伝えた。

さらに、政策的なサポートに加えて重要技術(shù)のブレークスルー実現(xiàn)も燃料電池車発展の大きな下支えとなっており、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で139社が大興國(guó)際水素エネルギー模範(fàn)エリアに入居し、充実した水素エネルギー産業(yè)體系が構(gòu)築されつつあるとしたほか、以前はほとんどを輸入品に頼っていた燃料電池車の重要部品についても、パワーデバイス用半導(dǎo)體など一部製品を除き基本的に國(guó)産化を?qū)g現(xiàn)し、原料コストが低下し続けていると紹介した。

このほか、インフラ建設(shè)も急ピッチで進(jìn)んでおり、國(guó)家エネルギー局のデータによれば今年6月末現(xiàn)在で全國(guó)に270カ所を超える水素ステーションが設(shè)置されており、設(shè)置數(shù)で世界の40％を占めていると紹介。それでも燃料電池車を急速に普及させるにはなおも水素補(bǔ)給能力が不足しているとし、北京市、上海市、広東省の各地方政府が助成金を出すなど水素ステーション建設(shè)の促進(jìn)を率先して行っていると伝えた。（翻訳?編集/川尻）