2022年10月27日、中國(guó)メディアの澎湃新聞は、臺(tái)灣と韓國(guó)の半導(dǎo)體産業(yè)が「厳しい冬」を迎えようとしているとする文章を掲載した。以下はその概要。

當(dāng)初こそ大層な勢(shì)いだった米國(guó)主導(dǎo)の「CHIP4（チップ4）」は早くも內(nèi)部対立により苦境に陥っている。臺(tái)灣當(dāng)局は10月、半導(dǎo)體産業(yè)に対する態(tài)度を転換し、サプライチェーンを臺(tái)灣に殘す必要性を強(qiáng)調(diào)して、ついには米國(guó)に対しえん曲的ながら「NO」を突きつけるに至った。

足並みがそろわないとはいえこの米國(guó)主導(dǎo)の連合體が中國(guó)本土にとって脅威にならないとは言えないし、種々の面倒は避けられないだろう。しかし、その効果が米國(guó)の想定していたレベルに及ばないであろうことは一目瞭然である。「CHIP4」の枠組みにおいて日韓がいささか臺(tái)灣の存在を拒む姿勢(shì)を見(jiàn)せるとともに、韓國(guó)は中國(guó)排除という「CHIP4」の性質(zhì)に対して非常に懐疑的だ。

そこで米國(guó)は韓國(guó)、臺(tái)灣の大手メーカーを脅して言うことを聞かせようとしている。これは韓國(guó)、臺(tái)灣のメーカーにとっては大きなプレッシャーだが、仮に米國(guó)からの脅しがなかったとしても両國(guó)?地域の半導(dǎo)體サプライチェーンは厳冬に直面している。

景気の大きなサイクルの変動(dòng)に伴い、これまで活況を呈していた半導(dǎo)體産業(yè)では各メーカーで在庫(kù)を多く抱えるようになった。韓國(guó)は経済の屋臺(tái)骨であるメモリチップの輸出が縮小したことで14年ぶりの貿(mào)易赤字に転落した。インフレ、ウォン安、メモリチップ価格の急落でサムスンやSKハイニックスは厳しい狀況に立たされている。メモリチップへの過(guò)度の依存という構(gòu)造上の問(wèn)題を抱える韓國(guó)は、中國(guó)本土の急追、臺(tái)灣の半導(dǎo)體産業(yè)の安定、日本のとの競(jìng)爭(zhēng)、そして米國(guó)の半導(dǎo)體再興計(jì)畫(huà)という四方からのプレッシャーを受け、CHIP4を拒む姿勢(shì)を取るに至っているのだ。

韓國(guó)の半導(dǎo)體産業(yè)が抱える問(wèn)題は「モデルチェンジ」だが、臺(tái)灣の半導(dǎo)體が抱えているのは「根こそぎ米國(guó)に奪われる」という一層深刻な問(wèn)題だ。急激な需要増によって「世界の運(yùn)命は臺(tái)灣の半導(dǎo)體サプライチェーンにかかっている」とさえ言われてきたが、この1か月で先進(jìn)國(guó)から臺(tái)灣への過(guò)度の依存を警戒する聲が出始め、今や世界の半導(dǎo)體サプライチェーン転換の犠牲者になろうとしているのである。臺(tái)灣のサプライチェーンは韓國(guó)に比べて整っており、代えがきかない。だから、米國(guó)はサプライチェーンの寸斷ではなく、臺(tái)灣のサプライチェーン全體を根こそぎ持っていこうと企んでいる。

米國(guó)の執(zhí)念は非常に深く、やり方もあからさまだ。しかし同時(shí)に、市場(chǎng)の力を見(jiàn)くびり、身の丈を超えた戦略目標(biāo)を掲げているが故に、あまりにも高いリスクを抱えている。半導(dǎo)體産業(yè)のつながりは実に複雑であり、狙ったところに「攻撃」を仕掛けるのは難しい。一旦「誤爆」して企業(yè)の利益を損ねれば、企業(yè)は苦境脫出を優(yōu)先して戦略の足並みが亂れ、狀況があっという間に反転しかねない。

米國(guó)の戦略における最大の盲點(diǎn)は、各當(dāng)事者に足並みをそろえるよう求めながら、戦略における矛盾が相互利益を上回っていることだ。韓國(guó)、臺(tái)灣の苦境からは、米國(guó)による強(qiáng)引なサプライチェーンの分解や「丸のみ」自體とても難しい話であり、ましてや世界経済を取り巻く環(huán)境が思わしくない中で企業(yè)の利益を犠牲にしてまで安全保障戦略を進(jìn)めようとすれば、やがては息が詰まって先に進(jìn)めなくなるということが見(jiàn)て取れるのである。（翻訳?編集/川尻）