2022年10月31日、中國(guó)メディアの澎湃新聞は、米アップルのiPhone最大の委託生産先であるフォックスコン（富士康科技）の工場(chǎng)で新型コロナ感染が発生したことについて、iPhone生産への影響について報(bào)じた。

記事は、フォックスコンがiPhone14シリーズ最大の代理生産業(yè)者であり、同機(jī)の7割前後を代理生産していると紹介。iPhone14を生産している河南省鄭州市の工場(chǎng)で新型コロナが発生したことで、その出荷量に影響が出るのではないかとの懸念が広がっていることを伝えた。

その上で、鄭州工場(chǎng)の従業(yè)員らが「現(xiàn)在隔離措置を受けながら正常に出勤している従業(yè)員が約15萬(wàn)人いる」「省外からやってきた従業(yè)員は家に戻るのが不便なので工場(chǎng)に殘っている」と語(yǔ)り、事務(wù)職員も工場(chǎng)の稼働狀況について「全て正常だ」と述べたことを紹介したほか、フォックスコンのデジタル製品事業(yè)群（iDPBG）責(zé)任者が10月30日に「現(xiàn)在、生産と感染拡大防止の両方で最大限の努力をしており、従業(yè)員の健康と安全を確保する前提のもとで、感染の出ていない作業(yè)場(chǎng)での生産に取り組んでいる?，F(xiàn)在は生産のピーク期であり、感染によって起こり得るリスクを低減するために他の工場(chǎng)での応援生産も手配している」と述べ、當(dāng)初の計(jì)畫通りの生産を確保する姿勢(shì)を示したことを伝えた。

一方で、業(yè)界はなおもiPhoneの生産能力に影響が出ると認(rèn)識(shí)しているようだとし、英ロイターが10月31日に情報(bào)筋の話として11月のiPhone出荷量が30％減少する可能性があり、フォックスコンが深セン工場(chǎng)での生産を増やして鄭州工場(chǎng)の不足分を補(bǔ)おうとしていると伝えたことを紹介した。

記事はまた、今後アップルがリスク回避のためにiPhone14の注文の一部を、近年アップル製品の代理生産を拡大してきた立訊精密に回す可能性があるとの見(jiàn)方も広がっており、10月31日午前に深セン証券取引所で立訊精密の株価が急騰したと紹介。ただ、アップルも立訊精密もこの情報(bào)が事実かどうかについて明らかにしていないと伝えた。（翻訳?編集/川尻）