2022年11月3日、澎湃新聞は、韓國(guó)ソウルの梨泰院で発生した雑踏事故について、韓國(guó)市民が「後遺癥」にさいなまれていると報(bào)じた。

記事は、10月29日に梨泰院で発生した雑踏事故について、韓國(guó)中央災(zāi)害安全対策本部が11月1日に発表した情報(bào)で156人が死亡し、29人が重傷、122人が軽傷を負(fù)ったと紹介するとともに、事故が現(xiàn)地人の日常生活に影響を與えているようで、密集した場(chǎng)所や混雑した道路に慣れているはずの人びとが突然、存在しうるリスクを意識(shí)し始めたと伝えた。

そして、現(xiàn)地に住む30歳の女性が事故後の10月31日にいつもどおりソウル地下鉄9號(hào)線に乗って出かけようとしたところ過(guò)呼吸気味になり途中で下車(chē)してしまい、「呼吸ができないと感じた。地下鉄で息が止まる感じがするのは初めてではないが、今回が一番ひどかったし、とても恐怖を感じた。人が地下鉄に次々なだれ込むのを見(jiàn)て、事故のシーンがフラッシュバックしてしまう。あの恐ろしい事故が地下鉄でも起きるのではないかと怖くなった」と語(yǔ)ったことを紹介している。

記事は、ソウルの地下鉄が通勤ラッシュ時(shí)間は「地獄」と稱(chēng)されるなど非常に混雑しており、21年のデータでは通勤ラッシュ時(shí)における9號(hào)線の平均乗車(chē)率が185％と、身動(dòng)きできないとされる150％を大きく上回っていると伝えた。

その上で、韓國(guó)安全専門(mén)協(xié)會(huì)の責(zé)任者が「大規(guī)模な群衆(zhòng)が集まればどんな狀況でも事故は起こりうる。梨泰院の悲劇は、災(zāi)害がわれわれの身近なところに潛んでいるということを戒めている。當(dāng)局、そして市民一人ひとりが警戒を保たなければならない」と警告したことを併せて伝えた。（翻訳?編集/川尻）