米國と中國の緊張が高まる中、米國がオーストラリア北部のティンダル空軍基地に核兵器を搭載可能なB52戦略爆撃機(jī)を最大6機(jī)配備する計(jì)畫を進(jìn)めている、とロイター通信などが報(bào)じた。中國による臺(tái)灣侵攻などを想定し、けん制する動(dòng)きとみられるが、事実上の「核シェアリング」につながる可能性もある。

最初に報(bào)じた豪州放送協(xié)會(huì)（ABC）によると、米國は北部準(zhǔn)州（ノーザンテリトリー）の乾季に使用する「飛行隊(duì)運(yùn)用施設(shè)」、隣接するメンテナンスセンター、B52の駐機(jī)場に関する詳細(xì)な計(jì)畫を作成した。 最大1億ドル（約150億円）を投じて基地を拡張。駐機(jī)場は2026年後半に完成するという。

ティンダル空軍基地は米海兵隊(duì)が巡回駐留するダーウィンの南東約320キロにある。ABCは「中國本土を射程に入れ、攻撃する可能性がある爆撃機(jī)を（豪州に）持つことは、臺(tái)灣に関するいかなる行動(dòng)もさらに（米豪の協(xié)力を）拡大させる可能性があるというメッセージを中國に送ることになる」との専門家の見方を紹介した。

米空軍は、豪州に長距離爆撃機(jī)を配備することが、米國の航空戦力投射能力について敵対勢力に強(qiáng)いメッセージを送ることになると説明。これに関連して米國のケネディ駐豪大使は10月31日のABCの番組で、インド太平洋地域で海洋進(jìn)出や軍備増強(qiáng)を進(jìn)める中國に対抗する上で「外交や対話に加え抑止力を用いる」と明言した。

米豪は近年、対中國を念頭に連攜を強(qiáng)化。昨年9月の外務(wù)?防衛(wèi)閣僚會(huì)合（2プラス2）では、米軍機(jī)を豪州に定期巡回させるローテーション配備の拡大で合意した。豪州は米英との安全保障協(xié)力の枠組み「オーカス」（AUKUS）を通じ、原子力潛水艦を建造する計(jì)畫も進(jìn)めている。

中國外交部の趙立堅(jiān)報(bào)道官は31日の定例會(huì)見で、B52配備についてコメントを求められた際、「國家間の防衛(wèi)?安全保障協(xié)力は第三者を標(biāo)的にすべきではない」と指摘?！该讎鴤?cè)の関連行為は地域の緊張を高め、地域の平和と安定を著しく損ない、地域の軍拡競爭を誘発する可能性がある」と非難した。（編集/日向）