2022年11月2日、中國(guó)メディアの中國(guó)青年網(wǎng)は「米半導(dǎo)體産業(yè)が崩壊か？」と題し、米國(guó)の半導(dǎo)體上場(chǎng)企業(yè)の価値が今年に入って1兆5000億ドル（約220兆円）減少したと報(bào)じた。

記事は「今年の春、米國(guó)人は自らの半導(dǎo)體産業(yè)に幻想を抱いていた」とし、3月にはオハイオ州リッキングでインテルが約200億米ドル（約3兆円）を投じた2つのシリコンウエハー工場(chǎng)の建設(shè)が進(jìn)んでいたと紹介。バイデン米大統(tǒng)領(lǐng)はこの土地を「夢(mèng)の場(chǎng)所」「米國(guó)の未來(lái)の礎(chǔ)」と形容し、米連邦議會(huì)はこの工場(chǎng)建設(shè)を含めた半導(dǎo)體関連プロジェクトの支援、國(guó)外の半導(dǎo)體工場(chǎng)への依存低減を目的として國(guó)內(nèi)半導(dǎo)體関連産業(yè)520億ドル（約7兆7000億円）の補(bǔ)助を提供することを盛り込んだ半導(dǎo)體業(yè)界支援法案の審議を進(jìn)めていたと伝えた。

その上で「しかし、半年後には夢(mèng)が悪夢(mèng)になった」として、半導(dǎo)體製品の需要が「新型コロナの感染急拡大と同じようなペース」で下落。マイクロン?テクノロジの今年7?9月期の売上高が前年同期比20％減となったほか、アドバンスト?マイクロ?デバイセズも7?9月期売上高の予想を16％下方修正し、インテルは10月27日に発表した最新の業(yè)績(jī)報(bào)告で、今後厳しい経営狀況が続くとの見(jiàn)通しを示した後、數(shù)千人規(guī)模の人員削減計(jì)畫(huà)を打ち出したと紹介している。

また、米國(guó)の大手半導(dǎo)體企業(yè)約30社の今年7?9月期売上予測(cè)が990億ドル（約14兆6000億円）から880億ドル（約13兆円）に下方修正されたほか、今年に入ってから米國(guó)の半導(dǎo)體上場(chǎng)企業(yè)の価値がすでに1兆5000億ドル減少したと伝えた。

そして、半導(dǎo)體産業(yè)の急速な冷え込みの最も大きな要因は、半導(dǎo)體の売上高の大半を占めるコンシューマーエレクトロニクス（消費(fèi)者用電子機(jī)器）分野の周期的な低迷にあるとし、新型コロナやインフレの影響も相まって消費(fèi)者の電子製品購(gòu)買(mǎi)意欲がますます弱まっていると指摘。IT業(yè)界調(diào)査?コンサル企業(yè)のガートナーが今年のスマートフォン販売量について前年比で6％減と予測(cè)し、パソコンについても10％減少すると予想していることを紹介した。

記事はさらに、昨年の世界的な半導(dǎo)體供給不足によって半導(dǎo)體を競(jìng)うように買(mǎi)い占めたことで、多くの自動(dòng)車(chē)メーカーや商用ハードウエアメーカーが現(xiàn)在過(guò)剰在庫(kù)を抱えているとし、インテルやマイクロン?テクノロジの業(yè)績(jī)が低調(diào)な原因の一つが過(guò)剰在庫(kù)の存在だと伝えている。（翻訳?編集/川尻）