2014年6月27日、新京報(bào)によると、北京市政府は26日、2013年度「健康白書」を発表した。北京市では2012年、悪性腫瘍（がん）患者が新たに4萬人以上増えた。これは毎日平均110人の北京市民ががんと診斷されていることを意味する。がんは7年連続で、北京市民の死因トップとなっている。

【その他の寫真】

北京市衛(wèi)生?計(jì)畫出産委員會(huì)副委員長(zhǎng)兼報(bào)道官の鐘東波（ジョン?ドンボー）氏によると、2013年の北京市戸籍者の死因トップ3はがん、心臓病、脳血管疾患で、これら3つが死因全體の74．0％を占めた。2012年、北京市で新たに増えたがん患者は前年比3．22％増の4萬307人と、初めて4萬の大臺(tái)を突破した。

北京市腫瘍予防治療研究弁公室の王寧介（ワン?ニンジエ）副室長(zhǎng)は、「北京でのがん患者の新規(guī)増加數(shù)はこの10年、平均2．2％ずつ増加している。これは、2012年、毎日平均110人の北京市民ががんと診斷されたことを意味する。10年前にはこの數(shù)字は63人だったことから、10年間で2倍近くに増えたことになる」と指摘した。

統(tǒng)計(jì)データによると、男性のがん患者のうち、肺がん患者が最も多く、直腸がん、肝臓がん、胃がん、前立腺がんが続いた、女性のがん患者の場(chǎng)合は、乳がんが最多で、肺がん、直腸がん、甲狀腺がん、子官がんが続いた。

疾病予防の専門家は「慢性疾患の発生とライフスタイルとの間には密接な関係がある」と指摘。健康白書によると、2011年、常住住民（18?79歳）の「靜的行為（動(dòng)かない）」時(shí)間は1日當(dāng)たり5．7時(shí)間だった。つまり、北京市民は毎日約6時(shí)間、「じっとして動(dòng)かない」のだ。

「靜的行為」とは、仕事、テレビ鑑賞、コンピュータ操作、読書、事務(wù)作業(yè)、食事、麻雀、トランプ、囲碁將棋などで過ごす、座っているあるいは橫になっている時(shí)間（睡眠時(shí)間を除く）の累計(jì)を示している。

「靜的行為」時(shí)間を年齢および男女別でみると、18?30歳の女性が最も長(zhǎng)く6．6時(shí)間、31?40歳の女性は6．1時(shí)間。最も短かったのは、男女の別なく61? 70歳の高齢者で、男性4．5時(shí)間、女性4．3時(shí)間だった。

専門家は、「毎日累計(jì)4時(shí)間以上動(dòng)かないライフスタイルは慢性疾患にかかるリスクを高める重大な原因のひとつとなっている」と警告した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KM?編集/TF）