2014年6月28日、民間外交と國際関係を?qū)熼Tとするブロガーの張鵬（ジャン?ポン）氏は、「メトロポリタン美術(shù)館、日本展示室の経験と手本」と題した記事を掲載、日本は博物館を利用した國際的なPRを成功させていると述べた。以下はその內(nèi)容。

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ニューヨークのメトロポリタン美術(shù)館は世界最大級の博物館で、2013年度の入場者數(shù)は620萬人を超えた。これを上回るのは北京の故宮博物院とパリのルーブル美術(shù)館だけだ。同館は、古代エジプト?古代ローマから現(xiàn)代アメリカに至るまで、世界各地から集めた200萬點を超える蕓術(shù)作品を所有している。

アジア蕓術(shù)エリアには54の展示室があり、そのうち10室が日本展示室として割り當てられている。日本展示室のレイアウトは中國、インド、韓國を始めとする他のアジア諸國の展示室から完全に獨立しており、広報活動において比較的大きなスペースと主導(dǎo)権が得られている。われわれは、以下の3點を參考にすることができるだろう。

まず、展示品は伝統(tǒng)と現(xiàn)代が融合した形で並べられている。著物、絵畫、書道などの伝統(tǒng)文化に関する展示品は壁沿いのウインドウ內(nèi)に置かれ、彫刻や鉄製の蕓術(shù)作品はウインドウ外や、展示室を結(jié)ぶ通路上に置かれている。中國展示室には現(xiàn)代作品がなく、見學(xué)者がこの博物館で中華文明の伝統(tǒng)と連続、発展を含めた完全な理解を得ることは困難だろう。

そして、日本展示室に歩みを進めると、照明や絨毯、建材の組み合わせまでが綿密にデザインされていることがわかる。設(shè)計者は簡素化された「日本庭園」によって、その雰囲気を醸し出している。他國と一緒くたにされた中國展示室が見學(xué)者の足を止めるのは困難だろう。

最後に、日本展示室には2?3人の専屬スタッフが配置されており、最後の部屋は休憩室として設(shè)計されている。日本の伝統(tǒng)家具を置き、日本蕓術(shù)を紹介する書籍や畫集、寫真などが飾られている。博物館を通して、長期的かつ安定的な文化外交、國際広報を行うことができるのである。それを推進したのは一體誰なのだろうか。

メトロポリタン美術(shù)館の出口には、寄付者の名前が刻まれているが、そこには多くの日本企業(yè)と個人の名前があった。おそらく、それがこの問いへの答えなのだろう。（翻訳?編集/岡本悠馬）