チップ価格さらに上昇、自動車メーカー苦境―中國メディア

Record China    2022年11月12日(土) 6時0分

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8日、和訊網(wǎng)は、半導(dǎo)體チップ価格の高止まりが自動車企業(yè)の利益の足かせになっているとする文章を掲載した。

2022年11月8日、中國メディア?和訊網(wǎng)は、半導(dǎo)體チップ価格の高止まりが自動車企業(yè)の利益の足かせになっているとする文章を掲載した。

文章は、半導(dǎo)體チップの供給不足が依然として自動車産業(yè)に暗雲(yún)を垂れ込ませており、米マッキンゼーの最新報告によれば、自動車産業(yè)における半導(dǎo)體不足は、今後數(shù)年、存在する可能性が高いと紹介。新型コロナで落ち込んだ自動車産業(yè)が回復(fù)基調(diào)にあり、半導(dǎo)體の使用量が急速に増加するなかで、臺灣TSMCをはじめとする半導(dǎo)體メーカーが生産拡大に乗り出しているものの、自動車用半導(dǎo)體価格を安定させるには至っておらず、調(diào)査機(jī)関のオートフォーキャスト?ソリューションズ(AFS)によるデータでは、今年10月30日現(xiàn)在で世界では半導(dǎo)體不足によって約390萬臺の減産が発生し、年末までには約430萬臺にまで増える見込みだと伝えた。

そして、自動車向け半導(dǎo)體不足の背景には、90ナノメートルプロセスを中心としたやや古い技術(shù)の半導(dǎo)體製品が先進(jìn)的な半導(dǎo)體製品に比べて薄利な點があると指摘。今年7?9月期のTSMCの半導(dǎo)體売上高のうち、5ナノ?7ナノプロセス半導(dǎo)體が53%を占める一方で、90ナノプロセス製品は2%程度にとどまったほか、中國の半導(dǎo)體大手?中芯國際も昨年は90ナノ未満の半導(dǎo)體の売上高が全體の6割近くを占め、90ナノ以上は4割前後だったと紹介した上で「自動車用半導(dǎo)體チップ市場のニーズが旺盛な一方で、半導(dǎo)體メーカーがそこから得られる利益は高くないため、投資への情熱を持ちにくいのだ」と評している。

また、化石燃料車から電気自動車(EV)へのシフトで半導(dǎo)體の需要は2倍となり、自動運転機(jī)能搭載など今後さらに自動車のスマート化が進(jìn)んでいけば半導(dǎo)體需要は3?4倍、さらにはそれ以上になるため、世界の半導(dǎo)體メーカーが生産能力の拡大を進(jìn)めても、そして自動車の生産臺數(shù)が以前に比べて減少したとしても、半導(dǎo)體チップ不足の問題は依然として解決に至らないのだと伝えた。

さらに、先進(jìn)的なプロセスの開発に比べてコストが低いとされてきた世代の古い成熟技術(shù)プロセスの生産コストがここ2年で上昇し続けていると指摘。生産拡大のためには新たな工場建設(shè)、設(shè)備の導(dǎo)入、従業(yè)員の雇用などの費用がかかり、工場一つ造るだけで數(shù)十億から100億ドルものコストがかかってしまうとした。

文章は、問題解決に向けて一番にやるべきことは、自動車産業(yè)と半導(dǎo)體産業(yè)間の「デカップリング狀態(tài)」を根本から変えることだとし、それぞれの産業(yè)が歩調(diào)を一致させるとともに、半導(dǎo)體メーカーに「何がどれだけ必要なのか」を理解してもらうことで初めて、現(xiàn)在のような需給バランスが著しく崩れたことによる半導(dǎo)體チップ不足と価格高騰の局面を完全に終わらせることができるのだと論じている。(翻訳?編集/川尻

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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