2022年11月16日、獨(dú)國際放送局ドイチェ?ヴェレは、新型コロナ感染を巡る混亂で大量の従業(yè)員が逃げ出した河南省鄭州市の富士康（フォックスコン）工場で、地方政府が省內(nèi)の退役軍人や末端の元黨?行政幹部に「召集」をかけていると報(bào)じた。

記事は、上海証券報(bào)の16日付報(bào)道として、河南省開封市の地方政府が退役軍人や末端幹部を鄭州の富士康工場に動(dòng)員していることが明らかになったとしたほか、同省済源市の現(xiàn)役末端幹部が「富士康に入るにはまず地元で3日間の研修を受けた後、鄭州でさらに4日間の研修を受ける。その間生活手當(dāng)が支給され、就業(yè)後は800元（約1萬6000円）の労務(wù)補(bǔ)助が得られるほか、30日間働くとさらに3000元（約5900円）の雇用安定手當(dāng)が得られる」と明かしたことを伝えた。

また、省內(nèi)の他の地域でも退役軍人の富士康への動(dòng)員が行われており、15日には長葛市の退役軍人事務(wù)局が「退役軍人が鄭州富士康の求人に積極的に応じることを呼びかける提唱書」を出し、工場の作業(yè)エリア、食堂、レストランが完全に消毒されていること、安全防護(hù)設(shè)備が整っていることをアピールした上で、退役軍人に対して「生産服務(wù)の先鋒を進(jìn)んで擔(dān)うという誓いを思い出そう」「戦いがあれば、必ず応じるという使命感を思い出そう」「厳しい任務(wù)を勇んで擔(dān)おう」と呼びかけたとしている。

一方で、鄭州の富士康デジタル製品事業(yè)群（iDPBG）が13日に発表した求人ポリシーには、パートタイムの派遣社員として時(shí)給は30元（約590円）、今月9?19日に応募を出した者には在籍30日で3000元の雇用安定手當(dāng)を支給することが示されていたと紹介。求人計(jì)畫や退役軍人や幹部が「召集」されていること、鄭州工場の生産狀況に関する狀況についてはコメントを拒否していると伝えた。

記事は、鄭州工場が世界最大のiPhone製造拠點(diǎn)であり、10月末に新型コロナの感染対策に起因する混亂が発生して1萬人に上るとみられる大量の従業(yè)員が工場から徒歩で逃げ出し、その寫真や映像がネット上で拡散して注目を集めたと紹介。同工場での11月のiPhone生産量は大きく減少すると見られ、米アップルも先日最新機(jī)種であるiPhone14の出荷量が減少する見通しを示したとしている。

そして、退役軍人や元末端幹部の動(dòng)員について多くのネットユーザーから「新しい時(shí)代における労役ではないか」「萬が一コロナに感染したら亂暴に隔離され、正規(guī)の醫(yī)療サービスを受けたり家族に看病してもらったりできなくなるぞ」「自分が知っている限り、農(nóng)村では新型コロナに対する認(rèn)識(shí)は武漢で感染拡大した時(shí)點(diǎn)にとどまっている。こんなもの、誰が行くというのか」など疑問の聲が寄せられていると伝えた。（翻訳?編集/川尻）