Record China 2022年11月27日(日) 21時10分
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臺灣統(tǒng)一地方選では、與黨?民進黨が敗北し、最大野黨の國民黨が黨勢を拡大した。臺北市長選でも國國中民黨候補の蔣萬安氏が當(dāng)選した。蔣萬安の臺北市長當(dāng)選が2024年の総統(tǒng)選に影響するとの見方が強い。
26日に投開票が行われた臺灣統(tǒng)一地方選では、與黨?民進黨が敗北し、最大野黨の國民黨が躍進した。特に注目された臺北市長選でも、國民黨候補の蔣萬安氏が民進黨候補の陳時中氏を破って當(dāng)選した。蔣氏は國民黨を率いた蔣介石総統(tǒng)のひ孫。臺北市長選で、中國との協(xié)調(diào)路線を続けている國民黨の蔣氏が勝利したことが、2024年の総統(tǒng)選に影響するとの見方が強い。
臺北市長選で、蔣萬安氏の得票率は42.3%で、民進黨候補で時點だった陳時中氏の得票率は31.9%だった。蔣氏は現(xiàn)在43歳で、米ペンシルバニア大學(xué)で法律博士號を取得しており、米國での弁護士資格を持つ。國民黨の所屬ではあるが、19年に認められた同性婚を支持し、臺灣に一國二制度の受け入れを迫った中國の習(xí)近平國家主席に対し、呼びかけを拒否して臺灣の自由と民主主義を尊重するよう求めた蔡英文総統(tǒng)の主張に賛同するなど、政治主張で民進黨に近い面もある。
臺灣の統(tǒng)一地方選で臺北市長選が特に注目されるのは、同市が臺灣の首都機能を有しているだけでなく、1994年から98年まで市長を務(wù)めた陳水扁氏が2000年の総統(tǒng)選に勝利し同年から08年まで総統(tǒng)を務(wù)め、1998年から2006年まで市長を務(wù)めた馬英九氏が08年の総統(tǒng)選に勝利して同年から16年まで総統(tǒng)を務(wù)めたなど、同市市長がその後、臺灣トップの総統(tǒng)に就任した前例があるからだ。
蔣萬安氏はまだ40代前半と若いことから、総統(tǒng)選レースに乗り出す可能性が十分にあるとされる。なお、蔣介石総統(tǒng)のひ孫の世代で、本格的な政治活動をしているのは、蔣萬安氏だけだ。
臺灣の統(tǒng)一地方選は4年に1度実施され、22の県と市の首長選が焦點になる。今回は、候補者の死去に伴い12月に延期された嘉義市を除く21県市で投票が行われた。
民進黨は18年の前回統(tǒng)一選で、首長ポストを半減させ大敗した。今回の選挙前の勢力は民進黨が7、國民黨が14、民衆(zhòng)黨1だった。今回の選挙でも民進黨が劣勢とされていた。民進黨は現(xiàn)有ポストを維持して國民黨の黨勢拡大を防ごうとしたが、首長に當(dāng)選したのは5人だけで、黨勢の後退に歯止めをかけられなかった。
蔡英文総統(tǒng)は統(tǒng)一地方選の敗北を受けて、民進黨主席(黨首)を辭任した。総統(tǒng)の座には留まるが、24年総統(tǒng)選や今後の対中政策への影響は避けられそうにない。
米國に拠點を置く非営利団體のグローバル臺灣研究所のラッセル?シャオ事務(wù)局長は、國民黨が臺北市長を奪還したことは、同黨が新たな政治イメージを獲得したことを意味し、同黨の立て直しに拍車がかかる可能性があるとの考えを示した。(翻訳?編集/如月隼人)
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