2022年12月3日、獨國際放送局ドイチェ?ヴェレの中國語版サイトは、「中國が新型コロナ規(guī)制を全面的に緩和した場合、一體どれだけの人が死ぬのか」とする記事を掲載した。

記事は、厳しい「ゼロコロナ」政策に不満を募らせた市民による抗議デモが発生した中國で現(xiàn)在、感染対策措置緩和の足取りが速まっていると紹介。北京市では新型コロナの検査所が廃止されて市民が歓喜の聲を挙げ、検査設備を撤去する動畫がSNSで急速に拡散したほか、広東省深セン市では公共交通機関や公共スペースを利用する際にPCR検査の陰性証明を提出する必要がなくなったと伝えた。

一方で、これまで非常に厳しかった制限が緩和されることについて、市民は喜びとともに今後自身が感染する可能性や醫(yī)療體系への影響についての懸念も抱いていると指摘。多くの醫(yī)學研究者がすでに、中國が厳しいコロナ感染予防政策を緩めた場合にどれだけの死者が出るかについて分析しており、大多數(shù)の専門家が接種率の低さと集団免疫の弱さを中國の大きな弱點として認識していると紹介した。

その上で、広西チワン族自治區(qū)疾病コントロールセンターの卓家同（ジュオ?ジアトン）氏が中國の學術(shù)誌「上海予防醫(yī)學」で発表した論文の中で「今年の香港の感染拡大狀況を參照すると、中國本土で防疫規(guī)定を緩和すれば200萬人が新型コロナによる肺炎で死亡する可能性があり、感染者數(shù)は2億3300萬人にまで激増する恐れがある」との予測を示したと紹介した。

また、今年5月には中國と米國の研究者が學術(shù)誌「ネイチャー?メディシン」に共同発表した研究結(jié)果によれば、中國が「ゼロコロナ」を放棄し、ワクチン接種強化や治療環(huán)境改善といった保障措置を講じなかった場合、150萬人以上が死亡する可能性がある一方、仮にワクチン接種が進めば、死亡者數(shù)を大幅に減らすことができると伝えた。（翻訳?編集/川尻）