「どのような立場につかれても日中の架け橋に」―第18回「中國人の日本語作文コンクール」表彰式開催

日本僑報社    2022年12月15日(木) 22時30分

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第18回「中國人の日本語作文コンクール」の表彰式と日本語スピーチ大會が、12月12日午後、オンラインにて開催され、日中両國から約200人が參加した。

日本僑報社?日中交流研究所主催、在中國日本國大使館などが後援する第18回「中國人の日本語作文コンクール」の表彰式と日本語スピーチ大會が、12月12日午後、オンラインにて開催され、日中両國から約200人が參加した。

主催者代表日本僑報社段躍中編集長が開會を宣言し、冒頭で挨拶の言葉と來賓紹介を行った。

垂秀夫在中國日本國特命全権大使がまず來賓挨拶を行った。垂大使は新型コロナウイルス感染癥の影響を乗り越えてオンラインで表彰式が開催されたことを祝し、コンクール入賞者に祝辭の言葉を述べた。

また、コンクールに向けて學(xué)生たちを指導(dǎo)してきた多くの日本語教師たちの盡力への感謝の言葉を述べ、18年間、日中関係がいかなる狀況でもコンクールを開催し続けてきた主催者や関係者らに、敬意と感謝の意を表した。

垂大使は李月さんの作品が最優(yōu)秀賞(日本大使賞)を受賞した理由として、おにぎりの中國語訳である「飯団(fan tuan)」という言葉からお米一粒一粒の集合體であることに著眼し、おにぎりを日中関係に例えながらその「粘り」の重要性を説くといった豊かな発想力や、それらを高い水準(zhǔn)の日本語を用いて論理的に表現(xiàn)したことなどを挙げた。

最後に、垂大使は入賞者をはじめとする出席者たちに、「引き続き日本語を始めとする各分野で研鑽を積み、將來どのような立場につかれても、日中両國の間の架け橋となっていただけるよう期待しています」とコメントし、コンクールの參加者たちが作文で描いた夢が一つでも多く実現(xiàn)することを願い、挨拶を締めくくった。

大使賞を受賞した李月さんのスピーチでは、感謝の言葉とともに自身の受賞作を紹介。日中國交正常化50周年を迎え、「次の50年」に向けてこれからの夢と抱負(fù)を語った。

優(yōu)秀指導(dǎo)教師を代表し、李月さんの指導(dǎo)教師である高橋智子先生が挨拶を行い、受賞作にまつわるエピソードを披露。作文指導(dǎo)の具體的で実踐的な例を紹介した。

続いて協(xié)賛企業(yè)である株式會社PPIH執(zhí)行役員?公益財(cái)団法人安田奨學(xué)財(cái)団選考委員の馬場哲郎氏が挨拶し、コロナ禍の中コンクールが無事開催されたことを祝し、PPIHのアジア展開を挙げ、國際交流に勵む若者たちにエールを送った。

株式會社東芝執(zhí)行役員兼中國?東アジア総代表の宮崎洋一氏は、北京で受賞者に直接會えないことを惜しみつつ、日中両國の未來のために、民間レベルの相互交流の促進(jìn)が大きな役割を果たすだろうとメッセージを送った。

メディアパートナーの朝日新聞社林望中國総局長の挨拶では、日中関係促進(jìn)の夢を持つ中國の若者たちにオンラインで出會えたことへの喜びの言葉を述べるとともに、一等賞以上の作品6本を一本ずつ觸れて講評し、受賞者から高い評価を受けた。

記念撮影の後、第二部は一等賞受賞者5名の表彰式およびスピーチで幕を開けた。

天津外國語大學(xué)の郭夢宇さんは誤訳問題の解決をテーマとして「産學(xué)協(xié)同」を提唱。広東理工學(xué)院の周美彤さんは日本人に対する壁やメディア報道における偏見の多さ、オンライン交流などについて語った。北京第二外國語學(xué)院の張紀(jì)龍さんは多言語表記における誤訳を減らすためのアイデアを提案。中央民族大學(xué)の繆名媛さんは日本語教師の先生にまつわる思い出をテーマとした作文で受賞。西安交通大學(xué)の厳穆雪さんはコロナ禍の狀況下で、國境を超えたレシピの交換を提案した。

続いて一等賞受賞者の指導(dǎo)教師による挨拶。天津外國語大學(xué)の菊池明日香先生、中央民族大學(xué)の吉田理華先生と西安交通大學(xué)の久川充雄先生は、自分の指導(dǎo)方法を紹介し、情熱を持ってコンクールに挑戦する學(xué)生たちにメッセージを送った。

次に、來賓の株式會社PPIH広報室橋本京子氏が、入賞者への祝福と関係者への感謝の言葉とともに、「國や文化が違っても相手を思う気持ちに違いはない」と語った。公益財(cái)団法人東芝國際交流財(cái)団専務(wù)理事の大森圭介氏は、それぞれの受賞作について、それぞれの立場から日中両國のよりよい未來のためにできることを自分の言葉で語っていることを高く評価し、両國の明るい未來へ期待を述べた。在中國日本國大使館貴島善子公使が昨年に引き続きご挨拶を行い、受賞者たちに、將來日中両國や國際社會に橋を渡す人材として期待を込めつつ、國際交流のための提言を行った。

最後に、段躍中日本僑報社代表が、2023年開催の第19回「中國人の作文コンクール」のコンセプト「日中平和友好條約締結(jié)45周年を思う」を発表し、表彰式は盛況のうちに幕を閉じた。

2022年は日中國交正?;?0周年の節(jié)目の年であり、受賞作品集のタイトルは『日中「次の50年」』。中國の大學(xué)や大學(xué)院、専門學(xué)校、高校など205校から、昨年を上回る3362本の応募作品が寄せられた。




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