ゼロコロナ政策を緩和した中國(guó)でコロナの癥狀緩和に効果があるとしてモモの缶詰が買い占められたのに続き、今度はレモンが買い占められているようだ。中國(guó)メディアの済南時(shí)報(bào)などが15日付で伝えた。

記事によると、このほど天津市でレモンに群がる人々を撮影した動(dòng)畫がネット上で話題になった。上海交通大學(xué)醫(yī)學(xué)院付屬瑞金醫(yī)院の寧光（ニン?グアン）院長(zhǎng)が8日の會(huì)見で「（コロナの）癥狀がなかったり、少し鼻詰まりがある場(chǎng)合には、新鮮なレモンをお湯に浸して飲むと良い」と発言したことがきっかけとみられる。

青果市場(chǎng)の関係者は「レモンの需要が予想を上回っており、通常の供給狀況に戻るのは2～3日かかる」と説明。四川省や浙江省、湖北省などではレモンの卸値がここ1週間で2倍以上に跳ね上がっているという。

中國(guó)のネットユーザーからは「レモンだけじゃなくオレンジまで入手困難」「中國(guó)人の安心感は『ストック』の一語で表現(xiàn)できる」「どんなに売れない物でもコロナに効くと言えば売れる」「運(yùn)動(dòng)しましょうというアドバイスは聞かないのにね」「モモ缶にレモン。次は何を買い占めるんだ？」など、あきれたような聲が上がっている。

専門家は「ビタミンCの過剰摂取は健康を害する」として注意を呼び掛けている。（翻訳?編集/北田）