2022年12月15日、獨(dú)國(guó)際放送局ドイチェ?ヴェレの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、中國(guó)で新型コロナ感染者が急増していることについて、世界保健機(jī)関（WHO）関係者が「ゼロコロナを緩和する前から起きていた」との見(jiàn)解を示したと報(bào)じた。

記事は、中國(guó)內(nèi)外で厳しいゼロコロナ政策に反対する「白紙運(yùn)動(dòng)」が広がりを見(jiàn)せる中で中國(guó)當(dāng)局が12月に入って約3年維持してきたゼロコロナ政策を転換し、規(guī)制の緩和に踏み切ったと紹介。規(guī)制緩和に市民は當(dāng)初こそ喜びを見(jiàn)せたものの、ほどなくして集団免疫不足、高齢者の接種率に低さによって感染率が急速に高まるのではないかとの懸念が生まれ、ますます強(qiáng)まっているとした。

そして、WHOの公衆(zhòng)衛(wèi)生緊急計(jì)畫(huà)責(zé)任者のマイク?ライアン氏が15日に「中國(guó)での感染の爆発的増加は、新型コロナ関連の厳しい規(guī)制を撤廃したからではない」とし、ゼロコロナ政策転換前よりすでに中國(guó)國(guó)內(nèi)で集団感染が発生していたとの見(jiàn)解を示したことを紹介。非常に高い感染力を持つオミクロン株の出現(xiàn)により、ワクチン接種率が低い中で感染経路の寸斷を物理的に進(jìn)めてきた従來(lái)のゼロコロナ政策では感染を抑えられなくなったことが原因であり、ライアン氏が「彼らにとって（ゼロコロナ）はもはやベストチョイスではなくなった。私は中國(guó)當(dāng)局が戦略的観點(diǎn)から方針を転換したと信じている」として「脫ゼロコロナ」に舵を切ったことを評(píng)価したと伝えた。

また、ライアン氏が「中國(guó)やその他の國(guó)がなおも直面している問(wèn)題は、ワクチン接種が必要な人が正しいワクチン、正しい量をしっかり接種できるかということだ」と警告したことを伝えた。

中國(guó)國(guó)家衛(wèi)生健康委員會(huì)のデータによれば、11月28日現(xiàn)在の80歳以上のコロナワクチン接種狀況は1回目が76．6％、2回目が65．8％、3回目以降のブースター接種が40％と低水準(zhǔn)にとどまっている。また、60歳以上の高齢者のうち、2500萬(wàn)人はワクチンを1回も接種していないという。（翻訳?編集/川尻）