2022年12月22日、中國メディアの騰訊網(wǎng)は、中國で新エネルギー自動車が急速に発展する一方で、新エネ車の中古市場が低調(diào)であるとする記事を掲載した。

記事は、中國において新エネ車の人気が際限なく高まる一方で、その熱は中古新エネ車市場にまでは及んでいないと指摘。新エネ車を?qū)熼Tに扱う安徽省合肥市の中古車販売業(yè)経営者が、今年10月、11月の2カ月で40萬元（約760萬円）以上の赤字になったことを明かしたと伝えた。

そして「理論的なデータから見れば、中古新エネ車業(yè)界の見通しは明るそうに見える」とし、中國自動車流通協(xié)會のデータによれば今年1?6月に中國で新エネ車が260萬臺売れ、中古新エネ車も15萬6000臺売れたと紹介。年間の中古新エネ車販売臺數(shù)は39萬臺を超える見込みで、「新エネ車はおよそ4年使うと売りに出される」という傾向を考慮すると、2026年には342萬臺の中古新エネ車が市場に出回ることになると紹介した。

その上で、巨大な市場潛在力から多くの中古自動車業(yè)者が新エネ車に続々と參入していると伝える一方で、「最近の業(yè)績を見ると、中古新エネ車業(yè)界への參入はリスクのように思える」と指摘。新エネ車のオーナーの多くが今後中古での新エネ車購入を考えておらず、あるオーナーからは「今の中古新エネ車市場は未成熟で、ルールづくりもできていない」との聲も聞かれたとした。

また、新エネ車は技術(shù)の新陳代謝が速く、中古車を購入してしまうと最先端の自動車技術(shù)を享受することができない點(diǎn)、バッテリー消耗や車両のメンテナンスコストの高さといった點(diǎn)がボトルネックとなっており、消費(fèi)者の中古新エネ車購買意欲が削がれてしまっていると伝えた。

このほか、業(yè)界のアナリストからは、自動車メーカーによる頻繁な新車の価格調(diào)整によって中古新エネ車の価格が非常に不安定になっており、自動車メーカーが主體的な役割を果たして健全な中古新エネ車市場の整備を進(jìn)めていくべきだとの意見も出ていることを紹介した。（翻訳?編集/川尻）