2022年12月27日、環(huán)球時報は、米國による先進半導體技術(shù)の対中輸出規(guī)制が一層強化される中で、規(guī)制対象外の古い技術(shù)しか持たない中國の「業(yè)界ナンバー2」企業(yè)ががぜん腳光を浴び始めたとする英メディアの報道を伝えた。

記事は英フィナンシャル?タイムズの25日付報道を引用。中國の半導體受託製造最大手である中芯國際を前に、長きに渡り業(yè)界2番手に甘んじてきた華虹半導體が、米國による対中半導體輸出規(guī)制と中國政府による半導體國産化の熱望によりがぜん腳光を浴び始めたとし、香港証券取引所への上場成功に続き上海証券取引所の科創(chuàng)板への上場申請も先月通っており、生産設備の改良と拡大を目的とした大規(guī)模な資金調(diào)達を目指していると伝えた。

そして、華虹は現(xiàn)在最先端の技術(shù)を持ち合わせていないものの逆にそれが好都合となっており、生産する半導體が先端技術(shù)より數(shù)代遅れであるため、米國による規(guī)制の影響をほとんど受けていないと指摘。米國が14ナノメートル以下のプロセス技術(shù)を用いる半導體技術(shù)を規(guī)制し、中國國內(nèi)のリーディングカンパニーである中芯國際が厳しい狀況に立たされる中、華虹は成熟した古い技術(shù)を十分に活用し、IoTや5G先進設備、電気自動車市場で性能、信頼性を最大限高めた半導體製品の提供に取り組んでいるとした。

また、華虹の古い技術(shù)は同様に先進技術(shù)を獲得できていない中國の半導體設備メーカーにも製品のテストや改良を進める機會をもたらすことになり、その存在が、中國の半導體設備や材料の分野を発展させ、半導體サプライチェーンの完全國産化実現(xiàn)を促す可能性を秘めていると説明。業(yè)界の専門家からは中國國內(nèi)の半導體サプライチェーン構(gòu)築を望む中國政府から重要視され、政策による支援、資金を得る可能性があるとの予測も出ていると伝えた。

記事は、中國國內(nèi)市場の根強い需要により、華虹の今年7?9月期の売上高が前年同期比40％増の6億3000萬米ドル（約837億円）、純利益は前年同期から倍増の1億400萬ドル（約138億円）になったと紹介。中國各地の半導體企業(yè)との協(xié)力に攜わる政府関係者が「これまで華為は研究開発に消極的ということで産業(yè)の意思決定者から低く評価されてきたが、今後は中國國內(nèi)の半導體サプライチェーン構(gòu)築を推進する強い味方になるだろう」と語ったことを伝えている。（翻訳?編集/川尻）