中國(guó)共産黨系の環(huán)球時(shí)報(bào)（電子版）は27日、臺(tái)灣の半導(dǎo)體製造大手TSMCが日本や米國(guó)、ドイツに半導(dǎo)體工場(chǎng)を建設(shè)することについて、臺(tái)灣メディアから懸念の聲が上がっていると報(bào)じた。

記事によると、TSMCがドイツに同社としては歐州初となる半導(dǎo)體工場(chǎng)の建設(shè)を検討していると報(bào)じられた。

日本では、熊本県に86億ドル（約1兆1000億円）を投資して半導(dǎo)體工場(chǎng)を建設(shè)中で、2番目の工場(chǎng)建設(shè)の可能性も浮上している。

米國(guó)では、アリゾナ州フェニックスの半導(dǎo)體工場(chǎng)への投資額を400億ドル（約5兆3000億円）に増強(qiáng)する計(jì)畫を発表。2024年に回路線幅5ナノメートル型と4ナノ型の量産を開始し、26年までにより先端の3ナノ型も量産する。

臺(tái)灣メディアの工商時(shí)報(bào)は22日付社説で、臺(tái)灣はかねてから生産資源の「5欠」（土地、電気、水、労働力、人材の不足）問題に悩まされており、半導(dǎo)體生産能力の海外移転は時(shí)間の問題だが、TSMCの米國(guó)工場(chǎng)建設(shè)の決定は完全に地政學(xué)に基づくものだと指摘。生産が臺(tái)灣のエコシステムや人材から切り離され、過去の成功モデルを複製することが困難になると論じた。（翻訳?編集/柳川）