2022年12月27日、韓國?ニューシスは「李明博（イ?ミョンバク）元大統(tǒng)領(lǐng)の特別赦免（恩赦）が確定し、殘る刑期だけでなく罰金未納分の82億ウォン（約8億6000萬円）も免除になる」と伝えた。

韓國法務(wù)部が27日、李元大統(tǒng)領(lǐng)の特別赦免と復(fù)権を発表した。18年3月22日に収監(jiān)された李元大統(tǒng)領(lǐng)は現(xiàn)在、ソウル大學(xué)病院に入院中だが、28日午前0時に赦免となり、出所の手続きに入るという。

李元大統(tǒng)領(lǐng)は自動車部品メーカーDASを所有しながら252億ウォンの資金を橫領(lǐng)し、サムスンから訴訟費用89億ウォンの肩代わりを受けるなどしていたとして、20年10月、大法院（最高裁に相當(dāng)）から懲役17年と罰金130億ウォン、追徴金57億8000萬ウォンを言い渡された。満期出所は36年の予定だった。赦免決定により、李元大統(tǒng)領(lǐng)は殘る刑期と罰金130億ウォンのうち未納分の82億ウォンが免除されることになる。追徴金は昨年、私邸の売卻により完納している。

罰金未納にもかかわらず赦免となったことについて、法務(wù)部は「元大統(tǒng)領(lǐng)という特殊な身分を考慮した。樸槿恵（パク?クネ）元大統(tǒng)領(lǐng)も罰金は未納だったが赦免になったという前例がある」と説明している。全斗煥（チョン?ドゥファン）元大統(tǒng)領(lǐng)の場合、赦免後も未納分の追徴金を収めているが、李元大統(tǒng)領(lǐng)は未納の罰金を納めないのかとの質(zhì)問に対しては、「追徴金は犯罪により取得した利益のため免除の前例がないが、罰金は一種の刑罰だ」と答えている。また、「罰金未納額が巨額のため、それを赦免することに疑問を持たれているようだが、追徴金とこれまでに収めた罰金を合わせると、収賄の額をはるかに上回るという點も考慮した」とも説明している。

この記事に、韓國のネットユーザーからは「尹錫悅（ユン?ソンニョル）大統(tǒng)領(lǐng)はいずれ自分も監(jiān)獄行きになるかもしれないと恐れて赦免にするんだろう」「元大統(tǒng)領(lǐng)だから考慮？。自分の未來のことを考えての布石でしょ」「庶民の福祉予算はお金がないからと削減するくせに、罰金を赦免してやるなんて、ふざけてる」「スーパーでパンを盜んで懲役刑になり罰金を払っている人もいるのに、罰金を払っても生活に困らない人の罰金を赦免するだと？」「身分が何だって？。上級國民は罪も許されるのか？」などの聲が寄せられている。

その他、「刑期を終えていない犯罪者を釈放するなんて、この國はイカれている。法を守ろう、基本を守ろう」「特別赦免なんて無くすべきだ」などのコメントも見られた。（翻訳?編集/麻江）