中國メディアの経済日報(bào)は29日、韓國経済について「2023年も減速か」とする記事を掲載した。

記事によると、韓國銀行（中央銀行）は先月、來年の韓國経済の成長率の見通しを従來予想の2．1％から1．7％に下方修正した。アジア開発銀行も今月、見通しを9月の2．3％から1．5％に下方修正した。

來年の経済成長率が1％臺に下がった場合、アジア通貨危機(jī)の影響を受けた1998年のマイナス5．1％、世界金融危機(jī)の2009年の0．8%、新型コロナウイルス感染癥の流行が始まった2020年のマイナス0．7％を除いて、最も低い成長率を記録することになる。

韓國銀行は、輸出低迷の長期化が來年の経済成長を制約する主因と見ている。世界の主要國で経済成長が鈍化し、半導(dǎo)體需要の低迷が來年上半期まで続くため、輸出の成長率への寄與度は今年の0．8ポイントから0．3ポイントに下がるとみられる。

ポストコロナ時代の景気回復(fù)をけん引する內(nèi)需の伸びも鈍化するとみられる。コロナ禍からのリベンジ消費(fèi)は來年も続くが、勢いは弱まる。韓國銀行の見通しによると、來年の民間消費(fèi)の成長率は今年より2ポイント低い2．7％にとどまり、內(nèi)需の成長率への寄與度は今年の1．8ポイントから1．4ポイントに下がる。

韓國政府は経済運(yùn)用の焦點(diǎn)を「危機(jī)克服と再跳躍」に合わせている。秋慶鎬（チュ?ギョンホ）経済副首相兼企畫財(cái)政部長官は「先手を打って、経済條件の変化やリスクに積極的に対応し、マクロ経済を安定的に運(yùn)用し、物価や生活費(fèi)の負(fù)擔(dān)を下げ、雇用を拡大し、セーフティーネットを強(qiáng)化し、國民生活の早期回復(fù)を支援する」と表明した。（翻訳?編集/柳川）