アリババ創(chuàng)業(yè)者の馬雲(yún)氏は12月30日、自らが設立した馬雲(yún)公益基金會がオンライン方式で開催した「郷村教師計劃（農(nóng)村教師計畫）」の活動に參加した。2022年12月30日は舊暦の12月8日に相當する。同イベントは毎年の舊暦12月8日に開催されている。なお、馬雲(yún)氏は現(xiàn)在、東京を中心に日本國內(nèi)で活動しているとされる。

「郷村教師計劃」は農(nóng)村部で働く教師を支援するための活動で、馬雲(yún)公益基金會はミニブログの微博（ウェイボー）を通じて、12月30日の活動に參加した馬雲(yún)氏の様子を紹介した。掲載された寫真には、白いスタンドカラーのシャツをややラフに著こなして、ノートパソコンに向き合いった馬雲(yún)氏が微笑を浮かべている1枚もある。なお、同イベントは新型コロナウイルス感染癥の発生以來、オンライン方式で続けられてきた。

馬雲(yún)公益基金會の投稿によると、馬氏は同活動の最初から最後まで參加した。また、馬氏は參加した教師に向けて、舊暦12月8日のこの活動に欠席したことはないと説明し、できるだけ早く皆さんとオフラインでお會いしたいと語りかけたという。馬氏は2022年1月20日、すなわちやはり舊暦の12月8日に開催された前回の同じ活動への參加したが、それ以降は馬氏の様子や言葉が公開されることはなかった。

馬氏はアリババ創(chuàng)業(yè)前に英語教員を6年間務めた経験があり、アリババ會長を務めていた時期にも、「最も好きな職業(yè)は教師だ」と語っていた。馬雲(yún)公益基金會を設立したのは、アリババCEOを辭任して約1年後の2014年12月で、馬氏が個人として全額を出資した。

同基金會の主要な活動は農(nóng)村部の教育支援だ。「郷村教師計劃」はとりわけ重要な活動の一つで、毎回、農(nóng)村部で働く100人の優(yōu)秀な教師を表彰し、それ以外の教師にも賞金や専門性を向上させるためのチャンスを與えてきた。恩恵を受けた教師が3年間で計10萬人を超えた時期もあったという。また「馬雲(yún)郷村校長賞」も創(chuàng)設された。投入資金は10年間で2億元（2022年末の為替レートで約38億円）に達した。受賞した校長には50萬元（同約950萬円）の「実踐費」と、國際的な有名な教育機関で學習する機會が與えられてきた。

馬氏はかつて「郷村校長計劃」の場で、「農(nóng)村部の學校で、教師が2人か3人で子供が十數(shù)人という狀況では、よい教育はできない」、「校長は學校のCEO（最高経営責任者）だ。校長が計畫を立てないようでは、教師は希望を持てず、生徒に將來はもたらされない」などと、教員経験者ならではの発言をしたことがある。

「馬雲(yún)郷村教師賞」を受賞した経験のある、甘粛省で小學校教員を務める張暁琴さんは取材に対して、（郷村教師計劃に參加するために訪れた）三亜市から戻ってきて、その後に、9年間指導をした最初の受け持ち生徒が、大學を受験したことを知ったと説明した。貧困な農(nóng)村部の若者が大學入學を希望することは、かなり珍しいと言える。また、張さんは手にした賞金を使って、教え子らに食事を振るまった。その席で、「凡庸なことを重視してはいけない。果敢に夢を追いなさい」と教えたという。

同じく「馬雲(yún)農(nóng)村教師賞」の受賞者で、南京大學歴史學科を卒業(yè)後に湖北省の巴東県の農(nóng)村教育拠點に赴任した袁輝さんは「馬雲(yún)氏の観點に感銘を受けた」と述べた。袁さんが感銘を受けた馬氏の言葉どは「ある地方の教育が良いかどうかは、試験の成績が良いかで判斷するのではない。その地方の人々が學習を愛するかどうかで知ることができるのだ」だったという。

馬雲(yún)公益基金會は、「馬雲(yún)郷村校長計畫」、「馬雲(yún)郷村師範生計畫」、「馬雲(yún)郷村寄宿制學校計畫」などを相次いで打ち出してきた。教育関連活動以外にも、公開された資料によれば、基金會は2021年に河南省や山西省で豪雨による大きな被害が発生した際に、6000萬元（2022年末の為替レートで約11億円）を寄付した。また中央政府?教育部（中國教育?。─?022年に打ち出した、中國中西部の未発達地域に教育人材を送り込むための「師範教育質向上協(xié)同計畫」にも、資金を提供した。馬雲(yún)公益基金會は同年、教員を目指す學生と學生を指導する教師を支援する湖南第一師範學院?馬雲(yún)教育基金を設立した。（翻訳?編集/如月隼人）