人民網(wǎng)日本語版 2023年1月9日(月) 15時40分
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「湖月 我が影を照らし、我を送って炎渓に至らしむ」。約10000年前、詩仙と稱せられた詩人?李白は浙江省嵊州市でこの詩を詠んだ。
「湖月 我が影を照らし、我を送って炎渓に至らしむ」。約10000年前、詩仙と稱せられた詩人?李白は浙江省嵊州市でこの詩を詠んだ。時代や社會が移り変わった今も、嵊州では奧深く獨特な無形文化遺産が受け継がれ続けている。伝統(tǒng)演劇の越劇や軽食、竹編み細工といった無形文化遺産は、同市の輝かしい代名詞となっており、地元の人々の大切な文化的財産となっている。
■100年の歴史誇るステージで越劇演じる女性劇団
「書斎の扉の前に植わる梅の木で鳥たちがさえずっている。木にとまったたくさんのカササギがピーチク鳴いて、梁兄さんに吉報を?qū)盲堡皮搿?。嵊州市甘霖?zhèn)施家岙村の越劇舞臺である「縄武堂宗祠古戯臺」では、「娘家劇団」の越劇女優(yōu)が伝統(tǒng)的な演目「十八相送」の練習(xí)をしていた。同村の「娘家劇団」の伝統(tǒng)は20世紀(jì)にまで遡ることができる。1923年、越劇女優(yōu)養(yǎng)成所がこの地で誕生した。約100年続く、越劇の輝かしい歴史はここから幕を開けたのだ。
嵊州市では、越劇が非常に盛んで、越劇を歌える人も少なくない?!改锛覄狻工卧絼∨畠?yōu)である陳小六さんは嵊州市出身で、子供の頃から越劇を聴いて育ったため、知らず知らずのうちにそれが體に染み込んでいる。そして、越劇が大好きな陳さんは、「娘家劇団」のメンバーになり、今では毎週この舞臺に立っている。越劇という「寶」を數(shù)十年にわたり守り続けてきた陳さんは今、「一人でも多くの人に越劇を好きになってもらいたい。世界中の人に、ここに來て私が歌う越劇を聞いてもらいたい」と願うようになっている。
■軽食:1000年の歴史誇る文化が生んだ人気ご當(dāng)?shù)廿哎毳?/p>
嵊州は、「中國軽食文化の名城」とも言われている。1000年以上蓄積してきた文化や特有の生活環(huán)境が、獨特の風(fēng)格を漂わせる手作りグルメを育んできた。その中でも、小籠包は嵊州人が最も自慢とする名物料理だ。
小籠包は嵊州のご當(dāng)?shù)廿哎毳幛?、天下に名を轟かせている?!羔颖h志」の記載によると、嵊州の小籠包は1930年代の嵊県陳東生饅頭店に起源を発し、すでに100年近くの歴史を誇っている。小籠包の無形文化遺産2代目伝承人の呂蘇芹さんは、嵊州美食街の「嵊州小吃大師館」に常駐しており、その技術(shù)を受け継いで十?dāng)?shù)年になる。そんな呂さんは「祖父から小籠包の作り方を教えてもらった。私で3代目になる。店で毎日、蒸篭500個分の小籠包を作っている。たくさんの人がうわさを聞いて杭州や寧波といった地域からわざわざ小籠包を食べに來てくれている。そんな人がおいしそうに食べているのを見ると、とてもうれしい」と話す。
嵊州の軽食をさらにPRするためには、急速冷凍産業(yè)チェーンを発展させ、その工業(yè)化と標(biāo)準(zhǔn)化による発展が避けては通れない手段となっている。嵊之味速凍食品は初の嵊州小籠包のメーカーだ。責(zé)任者によると、嵊州小籠包の「本場の味」を出すため、新鮮な食材を使い、全て手作りで作り続けているという。そして「商品を世界中に輸出している。1日に売れる小籠包の數(shù)は20萬個に達する」とした。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)
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