今年は例年よりも早い2022年12月26日から、毎年恒例となっている上海の「豫園ランタンフェスティバル（2023“豫園迎新年”燈會(huì)）」がスタートしている。

國(guó)家無(wú)形文化遺産にもなっている豫園ランタンフェスティバルには、毎年、國(guó)內(nèi)外から多くの観光客が訪れる。

今回、2022年末からのスタートとなった豫園ランタンフェスティバルは、2023年2月15日まで52日間開(kāi)催される。

さて、期間中、多彩なランタンが飾られているが、何といっても最大の見(jiàn)どころは、中央広場(chǎng)の干支にちなんだ巨大ランタンと九曲橋がかかる緑波池に登場(chǎng)するテーマ性のあるランタンだ。毎年楽しみにしているファンも多い。

今年の緑波池のテーマは「山海奇豫記」。中國(guó)古代の神話や地理をまとめた書?「山海経（せんがいきょう）」をモチーフにしている。

例えば、翼のある龍?応龍（インロン/幻獣）や虎の體、虎の爪に九つの尾で顔が人間という開(kāi)明獣?陸吾（神獣、中國(guó)古代神話中の崑崙山に住む神）、そして魚の目をもつ麋（おおじか）のような獣?妴胡（えんこ） 、瑞獣の白鹿など池に飾られている多數(shù)のランタンは圧巻！

想像しがたい獣や植物が生き生きと描かれていて、まるで目の間に広がる壯大な絵巻物を鑑賞しているかのようだ。

鑑賞のおすすめは、やはりライトアップされる夜。

神話や伝説を彷彿させるような幻想的なイルミネーションで「山海経」の世界観に引き込まれる。ライトアップは午後4時(shí)30分からで、SNS映えするフォトジェニックな寫真が撮影できる。

振り返ると、2022年は新型コロナウイルスに翻弄された一年だったが、2023年は、敦煌（莫高窟）の飛天ポーズをしたうさぎランタンの「玉兎東昇 鯤鵬萬(wàn)里」にあやかり、景気が上向きに跳ねて飛躍する一年になることを願(yuàn)う。（提供/フライメディア）