2023年1月17日、中國(guó)メディアの中國(guó)新聞網(wǎng)は、2016年に日本で起きた中國(guó)人留學(xué)生殺人事件被害者の元ルームメートに対して裁判所が旅行や飛行機(jī)利用を禁止する命令を下したと報(bào)じた。

記事によると、16年に東京都內(nèi)のアパートで殺害された江歌（ジアン?ガー）さんの元ルームメート劉暖曦（リウ?ヌワンシー、劉鑫から改名）さんに対し、山東省青島市城陽(yáng)區(qū)人民法院が今月16日に「飛行機(jī)利用禁止、軟臥（1等寢臺(tái)）列車使用禁止、フェリーの2等以上客室利用禁止、旅行およびレジャー禁止」などを含んだ「消費(fèi)制限令」を出した。

劉さんは、江歌さんの母親である江秋蓮（ジアン?チウリエン）さんから「江歌さんを助けようとしなかった上、事件後にネット上で江秋蓮さんを挑発するような発言をした」として賠償金や慰謝料を求める訴訟を起こされ、昨年12月30日には同市中級(jí)法院から江秋蓮さんに69萬(wàn)6000元（約1320萬(wàn)円）を支払うよう命じる2審判決を言い渡されていた。

劉さんは今月2日に微博アカウントにて「裁判所が出した判決には従わなければならない。もし助けてくれる人がいるなら、頭を地につけておじぎして感謝する」として寄付を募集、今月3日に計(jì)2萬(wàn)5600元（約49萬(wàn)円）が集まったと報(bào)告したが、4日には微博の運(yùn)営者からアカウントを永久凍結(jié)された。

10日には江秋蓮さんが「劉さんの賠償支払い狀況について同區(qū)法院に問(wèn)い合わせ、まだ回収できていないとの回答があったため、同區(qū)法院に対して強(qiáng)制執(zhí)行を申請(qǐng)した」と明らかにした。強(qiáng)制執(zhí)行審査は7営業(yè)日以內(nèi)に完了することが規(guī)定されており、同法院が強(qiáng)制執(zhí)行の一環(huán)として消費(fèi)制限令を出したものとみられる。（翻訳?編集/川尻）