2014年7月7日、雲(yún)南省に高級(jí)すぎる公共トイレが登場した。表示がなければ無料の公共トイレとは誰も思わないだろう。雲(yún)南網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫真】

ある市民は、同省景洪市環(huán)境保護(hù)局の前で、少數(shù)民族?タイ族のムード漂う豪華な建物を指しながら、「冗談だろ。こんな高級(jí)な建物がトイレだなんて」、「噓だと思うなら入ってみて。本當(dāng)に無料だから。私は昨日、このトイレを利用して、ついでにクライアントとトイレ內(nèi)の茶室で商談もしたんだから」と、やり取りしていた。この建物は1階がテナントで、2階が無料の公共トイレとなっている。

▼トイレ內(nèi)はほのかな香り漂う

敷地面積100平方メートルもない土地に建てられたこのタイ族風(fēng)の建物に掲げられた上品な表示に従い、2階に登ってみた。通路のあちこちに花が置かれているところが高級(jí)ホテルを彷彿させる。そこを歩くと、男性用と女性用のトイレが見えてくる。身障者用のトイレは1階の階段橫に設(shè)置されていた。中に入りトイレのドアを開けると、顔が寫るほどピカピカの便器が設(shè)置され、床には水滴が1滴も落ちていない。そして、ほのかな香りがトイレ內(nèi)全體に漂っていた。

▼投資者「景洪市の公共トイレを文化的に」

同トイレの建設(shè)に出資した西雙版納（シーサンパンナ）港星農(nóng)業(yè)旅游開発有限公司の●栗（シャオ?リー、●は召におおざと）総経理は、「単に清潔であるだけでなく、利用する市民や観光客にシーサンパンナ?タイ族自治州の雰囲気や文化を感じてもらいたい」とし、「政府と協(xié)力して、60萬元（約990萬円）を出資して建設(shè)した。今年1月から工事を始め、4月中旬のタイ族の伝統(tǒng)的な『水かけ祭り』の時(shí)に試験的に使用を開始した。建物の文化的ムードは、思っている基準(zhǔn)にまで達(dá)していないが、既に好評(píng)を博している。それが、今後も同様のトイレを建設(shè)する動(dòng)機(jī)づけになっている」と説明した。

今年中に政府と協(xié)力して、さらに同様のスタイルの公共トイレ10カ所を建設(shè)する計(jì)畫という。今のところ、同トイレを建設(shè)することで利益を出すことはできないが、「街の景観や文明的レベルを向上させることができるため、非常にいいこと」との見方を示している。

また、「トイレはその都市の文明の水準(zhǔn)を反映する。そのため、景洪市の公共トイレ全てを、文化的なトイレにするべき。そのようにして初めて、市民や観光客は、文明的で清潔なトイレ文化を通して、一味違う景洪市の都市文明を感じることができる」と語っている。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KN?編集/武藤）