中國メディアの観察者網(wǎng)は23日、「日本は中國人観光客の今年の春節(jié)旅行における人気の目的地ではない」との記事を掲載した。

記事は、「春節(jié)を迎えた中國では、防疫政策の最適化に伴い、海外旅行市場も回復(fù)している」とした上で、「多くの中國人が海外旅行を選択しているにもかかわらず、日本は旅行先のリストの上位には入っていない」と指摘した。

そして、NHKワールドの報道を引用し、「日本政府は航空會社に対し、中國からの直行便を増便しないよう要請しており、成田空港の東京便の運航本數(shù)は4年前の40％以下のまま」「神奈川県の箱根にはこれまで中國から多くの観光客が訪れており、他國からの観光客が戻りつつあるが、中國人観光客の數(shù)は多くない」などと伝えた。

また、日本政府観光局の推計で、昨年12月に約137萬人の外國人観光客が日本を訪れたものの、中國人は全體の約2％（コロナ禍前は約30％）にとどまったことも紹介した。

記事は、「中國は1月8日から海外旅行の秩序正しい再開を発表したものの、その後、米國、インド、イタリア、日本、韓國などが中國人旅行客に制限を加えた」とし、中國によるビザ停止の報復(fù)措置について秦剛（チン?ガン）外相が「日韓両國が中國人の観光に差別的な措置を取っていることは、両國の人的往來に困難をもたらしており、中國側(cè)にはそれに反応する理由がある」と主張したことを伝えた。

記事はこのほか、日本と同様に中國からの渡航者にPCR検査などの制限をもうけた韓國も、中國人の春節(jié)期間中の人気の旅行先上位には入っていないと伝えている。（翻訳?編集/北田）