中國江西省の學(xué)校の敷地內(nèi)で突然行方不明になっていた男子生徒が、106日後に遺體で発見された。事件をめぐっては不可解な點が殘されている。

同省上饒市の警察は今月29日、前日（28日）に首をつった狀態(tài)で発見された遺體について、DNA鑑定の結(jié)果、上饒市鉛山県の致遠中學(xué)の高校1年生?胡●宇（フー?シンユー?！瘠辖?つ）さん（15）であることが判明したと発表した。遺體が発見されたのは同校に隣接した倉庫の敷地內(nèi)で、普段は人の出入りがあまりない場所だったという。

同省上饒市鉛山県の致遠中學(xué)で寮生活をしていた胡さんは、昨年10月14日、寮から100メートルも離れていない校舎へ向かう途中に突然、姿を消した。同日午後5時48分には寮內(nèi)の監(jiān)視カメラに映っていたが、その後、姿が見えなくなった。寮から校舎までの間に監(jiān)視カメラに映らない場所が10メートル余りあり、ここで何らかの事件が発生した可能性があると伝えられていた。

中國メディアの澎湃新聞は「これまで大規(guī)模な捜索が行われていたにもかかわらず、なぜ発見されなかったのか」と疑問を提起。上饒市の警察は今月7日、學(xué)內(nèi)で殺人や自殺などの事件の痕跡は見つからず、胡さん自らが學(xué)校を出たとの見方を示していた。敷地の周囲を囲う塀を乗り越えて出入りする生徒がまれにいるということだが、監(jiān)視カメラの映像に胡さんの姿は映っておらず、監(jiān)視カメラが作動していない箇所があったものの、警察の捜査では人が乗り越えたような痕跡は確認できていなかった。

警察や消防などはこれまで、遺體が発見された場所の付近の林や丘をかなり広範にわたって3度捜索してきたが、手掛かりは一切見つかっていなかった。しかし、中國メディアの財新網(wǎng)によると、遺體が発見された場所は同校の敷地から壁を隔てたすぐ近く。これまで何度も重點的に捜索されたエリアで、現(xiàn)場付近には捜索のために木が切られた跡も殘っていたという。

ただ、胡さんの遺體発見時の狀況については當初「林で発見された」とされていたが、後に「（林に囲まれた）倉庫內(nèi)で見つかった。周辺は數(shù)回捜索していたが倉庫內(nèi)には入っていなかった」と報じられ、ネット上でも「昨日は林の中と言っていたのになぜ倉庫の中に変わったんだ？」「何が本當なのか。誰をだましているのか」といった戸惑いの聲や、「倉庫內(nèi)を捜索していなかっただと？警察じゃなくても調(diào)べるべき場所だということが分かりそうなものだが…」といった聲が上がった。

中國メディアの央広網(wǎng)によると、遺體は靴ひもで首をつっており、腐敗がかなり進んだ狀況だったといい、確認した遺族は「上著を裏返しに來ているようだった」と違和感を口にしたという。

警察は今月7日、胡さんが學(xué)業(yè)成績について悩みを抱えていたようだとの見方を示していたが、これまでのところ自殺とは斷定していない。また、詳しい死因や遺體が発見された時の狀況、死亡推定時刻などについても、まだ明らかにされていないという。（翻訳?編集/北田）